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2021年11月の記事一覧

11/7 『境界線上のホライゾンⅪ〈上〉 』を読んだ

面白かった。 いよいよ始まってしまった最終巻。とはいえ例によって前巻までのお話を忘れかかっており、思い出すのにちょっと苦労した。フアナと大フアナとか。 羽柴勢と武蔵勢の合流と、それに伴う未来の子供達の本名が発覚……発見?されていくシーンなどはよかった。境ホラ世界における襲名と本名(?)の関係が事ここに至ってもまだあんまりよく理解できてない(役職のようなものなのか、それとも文字通り戦国時代よろしく”襲名”するものなのか)(武蔵勢の多くは襲名ではなく、あやかり?というらしいが…

11/10 『月と日の后』を読んだ

面白かった。 冲方平安朝廷史シリーズ(勝手称)の2作目ということで、言わば前日譚にあたる『はなとゆめ』を事前に読み返したりしていた。おかげで本編ではそこまで詳しく描かれなかった人物などがこの時どうしてたかみたいなこともなんとなく類推できたりしてよかった。行成頑張ってたなあとか。伊周は……いろいろあるだろうなあとか。 そして主役たる彰子だが、なんだか読んでいくにつれ、冲方丁の他作品のヒロインたちを思い起こさせる。内裏に入れられるも自分にできることが何もなくしだいに現実感覚さえ

11/1 『どうやら僕の日常生活はまちがっている』を読んだ

面白かった。 2冊目のエッセイ。今回も変わらず面白いが、結構過去エピソードなどが多め。やっぱ日常生活に事件が起きないからか。 ハライチ岩井といったら今や、腐り芸などと称されて世間や芸能界を斜めに見、その鬱屈しきった思いをぶちまける毒舌ヒネクレ王子みたいな見方をされがちだが、初めて観る『寅さん』に感動したり、自転車を通販で買おうとしたら騙されかけたり、母親と喧嘩して珪藻土バスマットを押し付けられるも使ってみたら気に入ったりと、意外に素直なものの見方をするのだ。それをもって本当