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2020年2月の記事一覧

2/16 『ジグソーパズル』を読んだ

面白かった。 バイきんぐ西村のエッセイ。しかしてその実態は、幸せなハゲたオッサンのひたすらしょうもなく幸せな日常を綴ったものだった。一編一編は短く、大した話でもないが、とにかく楽しそうではある。ネガティブな話がほとんど無いのは、さすが「おわりに」で365日毎日笑っていると言うだけある。所々に挿まれるすべて本人提供だという写真は、所々狂気を秘めてはいるのだが(身体が毛深いという話で服をまくって腹を自撮りした写真があるが、体毛なんぞよりもへそピアスに目が行って仕方ない、何の説明も

2/12 『ぼくらの『最強』イレブン』を読んだ

面白かった。 高3の2学期、英治達の引退したサッカー部に海外留学していた後輩の木俣(お前サッカー留学なんてしてたんだ……いつしてたんだ?)が戻ってきて、部を建て直す話。部員をスカウトし、かれらを取り巻く問題などを解決するなど、今作では自分たちの後輩を相手にして立ち回るようになっている。クセがあったり厄介な火種を抱えている後輩たちを相手取るのは、やがて教師の道を歩む英治にとっては、ある種の前哨戦のようなものにもなっているかも。今作においては大人への反抗や教師たちとの戦いというも

2/8 『境界線上のホライゾンⅩ〈下〉』を読んだ

面白かった。 ボリュームが……多い。頁数もそうだが今巻に関しては展開やイベント事なども濃厚。甦って過去を見て復活してパワーアップして因縁に決着つけて合流して……アニメ化したらこの下巻だけで1クールになってしまいそう。読むのにも1ヶ月かかってしまった。これだけのボリュームを1冊にまとめ上げた作者の剛腕にも賛辞を送りたいが、1か月間この直方体をカバンに入れて持ち歩き続けた俺の腕力にも賛辞を送りたい。 いちばん驚いたのは、やはり先生の正体だろうか。次巻の表紙になっているのを見たとき

1/31 『ニンジャスレイヤー リフォージング・ザ・ヘイトレッド』を読んだ

面白かった。 「リフォージング・ザ・ヘイトレッド」は短いながら、今までフジキドに降りかかってこなかった……あえて避けていたであろう……展開でよかった。その束の間の邂逅はフジキドを苛みもし、また人間性を繋ぎ止める楔にもなったろう。表裏一体、表裏一体だ。 「リヴィング・ウェル・イズ・ザ・ベスト・リヴェンジ」、ニンジャスレイヤーの再起と修業、そして再戦と、1エピソードの中にめちゃめちゃ盛り込んでいる。マスター・ヴォーパルもいいキャラだ。リアルニンジャという神秘的な存在の深みが増す。