【サンプル公開】月刊モデルアート2023年5月号
1987年…A-10の運命が大きく変わる湾岸戦争より少し前、月刊モデルアートではモノグラムの1/48新キットを軸にした特集を展開していました。
リード文では「現代に50年代の飛行機がタイムスリップしてきたかのような気のするA-10サンダーボルトⅡ。(中略)美しさという言葉は似合わないが、武骨さゆえの機能美は充分に持ち合わせている。こんなA-10も、日米合同演習等のTVニュースの画面にしばしば登場したり、基地祭などで見るようになると、愛嬌ゆえの親しみが湧いてくるから不思議だ。(中略)なぜこのような機体が今必要なのか、実機写真とプラモを通して見てみたい」と、まるで3年後の活躍を予期しつつも、どこかイロモノ扱い。
さらに読み進めると、「人によってかなり好き嫌いがハッキリ分かれる」「悲運な機体」「感傷的な言い回しをもってするならば、『空を飛ぶ』ということ自体についてのロマン的要素が希薄に過ぎる」と、手厳しい言葉が並びます。
それから35年近くが経った2023年――数多の実績を残し、もはや生きる伝説となったA-10の新キットがアカデミーから発売されました。これに合わせて月刊モデルアート2023年5月号では、A-10特集を展開します。
特集:'TANK BUSTER' A-10 サンダーボルトⅡ
目次です。気になる記事は見つかりましたか?
トップバッターは今号の主役であるアカデミー 1/48 A-10C。話題の最新作を柳井建二氏が丁寧に作り上げる様子をたっぷりと掲載。
1977年に登場し、1991年に現行仕様にリニューアルされたタミヤの名作キット、1/48 A-10Aを製作。大ベテランを敢えて改造したりせず、ヨーロピアンワン迷彩で魅せます。
1/72の定番キットといえばハセガワ。ブラックスネークを纏ったスペシャルマーキング機を、ハッチオープン状態にして徹底的に作り込みます。プラ材などによるディテールアップをご覧ください。
もちろん実機写真コーナーも用意。製作に役立つ細部を大判写真で掲載します。
今月号では特別記事を展開。
特別記事:海上自衛隊 もがみ型護衛艦
従来とは一線を画す新型護衛艦をピットロードが早速キット化。そこで工作ポイントや塗色、そして実艦写真を掲載します。
ニューキットレビューでは話題のキットの作例を掲載。
・タミヤ1/48 アメリカ M8 自走榴弾砲
・海洋堂1/35 ARTPLA 観光客とアフリカゾウセット ほか
・フジミ1/24 スズキジムニーJB64(XC/キネティックイエロー)
・スペシャルホビー1/72 ミラージュⅢCJ
・ボーダーモデル1/35 ドイツ海軍 Uボート ⅦC型(水上航行モデル)
・トランぺッター 1/700 イギリス海軍軽巡洋艦 HMSベルファスト 1942
さらにエイチエムエーの1/8000 銀河英雄伝説 帝国総旗艦 ブリュンヒルトの作例が登場。
このほかにも連載や新製品紹介など盛りだくさん。
GSIクレオスから発売されている様々なツール&マテリアルを、チョートク・ヨシタカ氏がさらに深掘りする隔月連載「秘奥の極点」の第2回は八雲カラーセットです。今回はAFV以外で使用してみました。
月刊モデルアート2023年5月号は3月25日発売。B5版160ページ。※原材料費・物量コストの高騰により、今号より税込価格1,400円に改定させていただきます。何卒ご理解賜りますようお願いいたします。お買い求めは全国の書店、模型店、または通販サイトで。
最新鋭ステルス戦闘機、F-35の特集号も合わせていかがでしょうか?
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