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こどものモチベーション作りと、学びのゴールデンループ【実践編】

このnoteは、こどもが頑張ったことを、親が解説するという自己陶酔型の記事です。異論、反論、改善アドバイスや感想は常に募集しています。

何ができるようになったのか?

4歳少年 : BEFORE
・ひらがなギリギリ読める
・じぶんの名前くらいは文字みたいなことが書ける
・1~9まではわかる

4歳少年 : AFTER(1か月後)
・ひらがなとカタカナを混ぜて読める!
・さんすうの問題を2500問解き、たしひきができるように!
・索引から検索してお目当ての虫を図鑑で引けるように!
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実践編は、何をつかったか?をメインに書いていきます。
めちゃ長くなってしまいました。

【歩み】解いた問題数

さて、これから細かく書きますが、まずはこちらを見てください。

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これはアプリ「算数忍者~たし算ひき算の巻~」の成績表です。

なんと4歳少年は1ヶ月かからずに2000問以上のたし算とひき算をクリアしました。
1ページ20問のドリルを50ページ(!)やっても1000問です。
それを、テレワーク中に横に座らせておけば勝手にどんどんやって、しかも出題と丸付けをやってくれるんです。ここがアプリのいいところです。
結果的に、繰り上がり、繰り下がるのあるたし算ひき算ができるようになりました。

ドリルがダメというわけではなくて、「手が離せないとき勝手にやってくれるため」にはある程度エンタメが入っていて、音がでるもの。そして自動的に進んでいくことが我々には必要だったのです。

ただ小さい子の場合は、アプリをダウンロードしてすぐに使えばいいというわけではありません。やはり、好き嫌いがあったりしますし、簡単に飽きてしまいます。

【トライ&エラー】アプリの選び方

・無料アプリをたくさん試す
興味のありそうなものを連鎖的に。
文字、しりとり、パズル、足し算引き算、数を数える、塗り絵、デジタルブロックなどなど。子供の教育ツール探しはフリートライアルが無限にできる時代なので、これを活用しない手はないですね!

きれいなもの、操作性が良いもの、説明がわかりやすいもの、ゲーミフィケーション要素が強いもの、弱いもの。

どれに興味がでるでしょうか?新しくダウンロードすると、最初はなんでも楽しそうにやってくれます。


・すぐに有料版にアップデートしない
子供は飽きが来るのが早いです。なので「本当にやりたい」と強く自覚しないと継続はしません。(特にうちのこどもが)
なので、”先に進めたいのに、ロックされてて進めない”このフラストレーションを与えておくことで、手に入れた時の喜びを最大化させます。
これによって継続する確率をグッと高めます。

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自由獲得=完全版へのアップデート

ポンポンとおもちゃを買ってもらえると、次のおもちゃが欲しくなってしまうのと同じですね。 あれこれ課金が必要になりそうです。というか、何よりも続けてくれるアプリに早く絞ってもらわないと困るのです。

なんだかんだで、忍者というキャラ要素が今の彼にとってはモチベートされるみたいでしたので、今回はこの算数忍者に決めました。
算数忍者は、1ステージクリアするごとにカードが引けます。彼はこれを一生懸命集めておりました。


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カードとかコレクトってこどもホイホイですよね…

儀式を行う

有料版にアップデートする前に、何か特別なことが起こると意識させることも大切です。なので、とりあえず私は契約書を交わしましたw

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全文を読み合わせ、同意の上、名前を書いてもらいます。
毎日成果記入できるようにマスも用意しました。

これによって約束の意味が分かったようです。ドアの入り口に張って毎日確認させます。これが習慣化の一助になりました。

4歳少年はこれでも足りないと思ったので、2重に設計。

このままだとゴール=アプリのクリアになっているからです。
もちろんこのアプリ自体には先ほど申し上げたとおり、連続してプレイできるようにキャラクターのカードをゲットしたり、ボスがいたりとゲームとして成立しているのですが、たし算ひき算に飽きてしまったら…?

うちの少年は、もっと強い目標がないと1ヶ月のモチベーション維持は無理です。

実は子供のゴールをこのように設計しました。

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ある時からポケモンにどハマりしております。自粛が長引く想定で、ご褒美コンテンツとして選んだのがポケモンカードでした。

メルカリなどを使って、大量かつ安価に仕入れておきましたw
強いカードではなく、レアでも、綺麗されもなく「量」で選んでます。合わせて3,000枚くらいを3,000円くらいでした。ダブりまくってますw

最初に、最低限のカード枚数(10枚とか)を渡してゲームを理解させ、「ポケモンマスター」を目指してもらうようにしました。10歳にならないと目指せないはずのポケモンマスターへの道に、やるきは満々です。

※アニメ版では10歳になるとポケモントレーナーとして旅立つ事が許される

学びのゴールデンループ

上の図から、親のゴールを抜いて、アプリと報酬を入れるとこうなります。

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子供の中で学びのゴールデンループができます。
算数忍者を進めると、子供にとっては
 ・ダメージ計算ができるようになる
 ・カードが増える

という2重のご褒美になります。

ちなみにゲームをするときは、キャラクター名と技を「発声」しなければならないようにしました。

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つまり、「イワーク!! いやなおとだ!!!」といって、技を出さなければなりません。

故に、カードをもらったら彼はすぐに熟読します。
「い・く・く。 い・や・な・お・と。 パパ、いやなおとってなに?」
「イワークだよ。いやなおとっていうのはガラスを引っ掻いたような音とか?イワークが歯ぎしりでもするんじゃん?」
と、やりとりから文章が読めるようになっていくわけです。

報酬設計をモノで止めない

これも大切だと思いました。仕事が終わったあと、子供と一緒にバトルをすることで集めたカードや技がどのように使われるのかを一緒に体験します。

カードももちろん欲しいけれど、親と一緒にゲームをすることがモチベーションになります。ママもジムリーダーということで、エスパーデッキで戦っています。

まとめ

4歳少年Before
・ひらがなギリギリ読める
・じぶんの名前くらいは文字みたいなことが書ける
・1~9まではわかる

カードが読めて、ダメージ計算ができるポケモン(カード)マスターを目指させる。

報酬のポケモンカードのために気に入ったアプリをやり続ける

ゲットしたものは熟読する。

~そして1か月後~

親のゴール:ひとりで学びながら遊んでくれるように!を達成
【結果①】ひらがなとカタカナを混ぜて読むことができる
【結果②】繰り上がり、繰り下がりのたし算ひき算ができる
【おまけ】索引から検索してお目当ての虫を図鑑で引ける力がついた

子供のゴール:ポケモンカードでバトルができる!を達成
【結果①】ポケモンカードが読める
【結果②】ダメージ計算がひとりでできる
【おまけ】索引から検索してお目当てのポケモンを図鑑で引けるように!


最大の欠点は…

ポケモンバカに磨きがかかりました!!

育休に関しての記事はこちら

【考え方編】はこちら


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