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40年使った畳を変える!地域スポーツにマーケティングを取り入れる[5期生:中山さん]

①中山さんの現在取り組んでいることを教えてください!

 普段は個人事業主としてWebマーケティング事業を行なっています。主に、スポーツ関連の団体や企業のホームページ・LPの制作や運用、競合分析や市場調査をして集客や売上の向上のお手伝いをさせていただいています。
 また、最近はSNSの運用も行なっており、都内のとあるスポーツ系専門学校のスポーツビジネス科で教鞭を取らせていただくことが決まっています。
 その他には、札幌U25起業家シェアハウスやLast Wednesday Eventの立ち上げ・運営もしていました。

②普段はどんな学生生活を過ごしていますか?

 先月柔道部を引退したばかりで、柔道漬けの毎日を送っていました。北海道大学柔道部に憧れ、柔道をするために北大に入学した、生粋の柔道バカです。(『七帝柔道記』という北大柔道部がモデルの小説・漫画があります。)
 そんな私ですが、入学して程なくしたある日、突然倒れてしまい、そこから2年間、闘病生活を余儀なくされました。体重が数十キロ落ちたり、生きている意味を考えたり、副作用に苦しめられたり、周りの仲間たちが亡くなっていったり、、色々ありました笑。
 そんなこんなで発病から3年後、治療・復学・リハビリを経て、なんとか柔道復帰に漕ぎ着けました。3年ぶりに畳に上がった日の喜びは死ぬまで忘れないと思います。

でも、現実は甘くありませんでした。

 結局、根本的に身体が弱くなっていたため、思うように身体は動かず、体調も崩しがちで、休部もしました。コロナで多くの試合が中止になったこともあり、大学柔道では勝つどころか、ろくに試合にも出れませんでした。

 そして何より、お世話になった部や先輩・後輩・指導陣、私を生かしてくださった方々、関わってくださった方々に、何も恩を返せませんでした。今でも思い出す度に心がしんどくなりますし、逆にそれが原動力でもあります。

③mocteco中にチャレンジしたいことを教えて下さい!

 柔道に恩を返したい。Webマーケティングの視点から日本の柔道界に貢献します。具体的には、フロントとして柔道メディア、バックに各団体ごとの金銭支援サポートのサービスを行います。
 北大柔道部にはお金がありません。北大に限らず、これは殆どの柔道部・柔道教室・団体でも言えることです。
 同じ畳を40年も使っている、エアコンが道場にない、指導者が無賃のボランティア、遠征費が払えない、団体の宣伝をする費用がない…etc 
 また、柔道界における情報格差は異常だと感じます。強豪チームと地方の一般的な道場ではノウハウの量や質が桁違いです。本来ならば強くなれる選手も情報差によって結果を残せない場面をたくさん見てきました。私自身も、情報があることで強くなれることを肌で実感したうちの一人です。

 これら劣悪な環境が産むのが、柔道離れだと思います。柔道の競技人口はここ20年で20万人→12万人、小学生に至っては半数近く減少しました。

 それらを、なんとか食い止めたい。お金と情報があれば解決できることも多いと思っています。また一方で、お金や情報を出してでも応援したい人が意外と多いのも事実です。

 では、何が足りないのか。それはマーケティングの力だと思っています。

 応援したい人はどうやって応援すれば良いのか分からない。どこに問い合わせれば良いのか分からない。応援される方も、どうすれば応援してもらえるのかが分からない。どこに発信すれば良いのか分からない。

これらを私が今までやってきたWebマーケティングの力で解決します

④moctecoには何を期待してエントリーしましたか?

 今の構想の実証実験の場としたいと思います。分析上は需要・市場があると踏んでいますが、それはあくまでパソコンの中の考えに過ぎません。
 実際にそこにニーズはあるのか、上手くビジネスとして成り立つのか、よりリアルな声や課題は何か、独りよがりになっていないか。moctecoが終わる頃には、より良い価値提供ができるように、リアルな声に真摯に向き合います。

⑤最後にフリーでメッセージをお願いします

 起業の世界には ”Why now? Why you?” という言葉があります。
この事業は、「今」「私」がすべきものだと自負しています。しかしながら、私には能力も実績も何もありません。moctecoでは、多くの方に支えられながら、同期と切磋琢磨しながら、少しでも柔道界に寄与できるように研鑽して行きたいと考えています。
 至らぬことばかりでご迷惑をおかけすることもあるとは思いますが、是非見守っていただけると幸いです。よろしくお願いいたします!


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