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日本林業の歴史メモ

※この記事は2021/5/29にFacebookに投稿したものです。

最近は犬から朝4時半どころか4時に起こされて散歩に行っている荒澤こと、おじいちゃんです。
週1で記事を書いて、そのうち月1はメモみたいなのを書いています。
ということで、今週はメモの時間です。
先日読んだ「日本人はどのように森をつくってきたか」というめちゃくちゃマニアックな本で気になったことをメモしていきます。


【歴史】
・栽培作物の代表核である稲が紀元前300年頃に定着し、青銅と鉄が持ち込まれた。
・西暦200年頃には製鉄が行わるようになり、鉈や鉋、その後鋸が登場。
・道具の出現で大きな木を切り倒したり、加工したりして建築に使うようになった。
・近くにある森林から伐っていくので、無くなると遠くからも調達し始めた。
・16世紀の内戦終了後、未曽有の規模の木材消期に突入(たくさん城や寺を建てた)
・上部の森林の過剰利用で下部の農業への水害などの被害が発生したため、保安が重視され始めた。
・否応なしに現代の育成林業の時代に突入(意外にもまだ200年くらいの歴史)
【なるほど!】
・山林の管理は土地の所有というより、利用権に関わっていた。
・江戸時代には土地の所有の概念がなく、利用権が議論の対象だった。
・利用権の基本的な特徴は4つ。①具体的②譲渡可能③正統④裁判可能


育林型の林業の歴史は意外と古くなく、森林における所有の概念は昔から上物(底地ではなく立っている木)の利用だったんだなーと認識したところです。
林業・木材産業を考えるにあたって、「森林の所有形態」っていうのは結構重要な要素だと思っておりまして、ここんところで一つやってみたいと考えています!
それでは良い週末を!


↓角材で姉妹のベッド。いつになったら完成するやら(笑)

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