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文章のチェックって無料でも十分に対応できるよねって話

Webライターやディレクターとして活動していると、文章のチェックは必要不可欠な業務だろう。とくに、文章を価値として提供しているなら、少しでも良いものを納品する意識は持っているはずだ。

ただ、自分だけで見つけられない誤字脱字やミスを見つけようとすると、意外に見つからないし時間がかかる。でも、チェックしないと「修正が多くて面倒なんだよなぁ」っていうのも事実。

文章チェックツールって高いよね

よくあるチェックツールでいえば、多くの人が発信しているであろう文賢だろうか。AI校正で非常に質は高いけど、初期費用はかかるし、月額料金は地味に痛い出費だしと、選びにくい。

じゃあ別のツールは?と調べてみれば、やはり同様に月額料金がかかるものが高性能である。まぁお金を取るレベルで作っているのだから、確かに間違いではないだろう。

無料から使ってみても良いのでは?

ということで、文章のチェックにおいては無料のツールから使うという選択肢を誰もが考えるはずだ。実際に、筆者も無料のツールを使って、その便利さや時短の素晴らしさから有料に切り替えている。

では、どのようなものがあるのか。と言われると、意外に少ない。

  • Enno(エンノ)

  • PRUV(プルーフ)

  • Yahoo! JAPANの校正支援ツール

実際に使えるのは、この辺りだろう。中でも使って欲しいのは、Enno(こちら)だ。無料でつ開けて、あからさまなエラーならすぐに発見できる。プログラムコードも調べられるので、意外に汎用性が高いだろう。

また、別のチェックツールと併用して使えるように、指摘事項が被っていない配慮もまたいい。いつか有料のツールを使う日が来ても、そのままずっと使い続けていられるのだ。

ちなみに、プルーフは文字数の制限は300文字で満足に使えないし、Yahoo! JAPANの校正支援ツールは多数開発されているものの、指摘事項がパッとしなくて微妙だった。

一応、有料のチェックツールなら2つがおすすめ

一応、有料のツールにも触れておくと、文賢またはShodoがおすすめだ。ただ、文賢は文章をより良くするために使う目的で使うほうがよく、チェックに使うなら相当回数の利用で費用対効果を高めなければならない。

そう考えると、コストがどうしても際立ってしまうし、使い続けていると慣れてしまって指摘も入らなくなる。ずっと使い続けられるもの、という印象は全くなかった。むしろ、Webライターさんの記事をチェックする以外に使わなくなったのは記憶に新しい。

Shodoは、AI校正機能とコンテンツ管理、コラボレーション機能など、Googleドキュメントと文賢を混ぜたようなサービス。文章表現のサポートは受けられないものの、AI校正は文賢にも負けていない。

費用も文賢より安いので、文賢を悩んでいる人は一度チェックしてほしい。

結論何が言いたいかっていうと「無料」でもいいってこと。

文章のチェックはAIを使っても完璧にはできないし、人間でなければ判断できないようなネガティブチェックも含まれる。そうすると、まずは一定の誤字脱字・ミスを減らせるEnnoのような無料サービスでも十分にブラッシュアップはできるだろう。

ただ、精度を高めたり、少しでも良い文章を残そうとしたりするなら、一定の費用を投じて有料のツールを使うのもありだと思う。ライティング技術が高まるほど、ツールの使い勝手や費用対効果を重視する傾向が強くなるので、どこまで使うかは明確にきめておいた方が良い。

多くの人が無料のツールを作っているが、どうしても一定の水準は越えられない(むしろ越えたら他のサービスが成り立たない)ものだ。資本主義の日本では仕方がないが、ツールを使えば格段に技術が上がるわけではないし、まずは簡単に使えるものから試してみたらどうだろうか。

なお、筆者はEnno・文賢・Shodoのいずれも使っている。(ブログにツールはまとめたので気になる人はどうぞ→ここにあるよ


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