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都内3.5畳3万円の部屋で暮らして感じたこと

一昨年より、地方から東京に出てきました。
理由としては、勤め先が都内であり、通勤に往復5時間(!)を要していたためです。

とはいえ社会人2年目で地方生まれ、引っ越し資金も東京の土地勘もありません。
家賃を安く抑えながら東京に慣れていこう、というスタンスでシェアハウスに入ることを選びました。

さて、このシェアハウス生活ですが、
結果的には1年契約のところを半年で退去しました。

今回は、都内のシェアハウスで暮らしてみて感じたことを書き連ねていきます。

物件について
・東京北エリア
・女性専用
・ペット不可
・管理人による清掃あり
・駅から徒歩15分
・部屋数10室

共有設備
・トイレ(2室)
・浴室
・シャワールーム
・洗濯機
・キッチン

部屋について
・ベッド・エアコン付き
・wi-fiつき
・35畳

料金
賃料30000円+光熱費

シェアハウスで暮らす上で便利なこと

とにかく安く済ませられる
住むうえで必要なお金は、賃料30000円と光熱費のみでした。

光熱費は全室での使用分を室数で割った額を支払う形となり、
かなりエアコンを使った月でも安く済ませられるのが特徴でした。
実際に払っていた金額は、3万2000円程度です。

面倒な手続きがない
例えば家賃や水道代を、請求書で支払いしている方は多いと思います。
それらは、全て一括で引き落とされるため、面倒な手続きをする必要はありませんでした。

入居に関しても、一般的な賃貸への転居よりは遥かに楽(契約書数枚程度)なので
スピーディーに部屋を借りたい方におすすめできます。

風呂掃除・キッチン掃除の必要がない
風呂やキッチンやトイレの掃除、面倒ですよね。
そんな水場は全て共有部分となるため、管理人による清掃で常に清潔に保たれています。

シェアハウスで暮らす上で不便なこと

レイアウトを変えられない
自分の部屋というよりは、あくまで「借りている部屋」という認識が強かったです。
ここが不便だからこうしよう、と思い立っても、共有部分であればその変更はできません。

模様替えを頻繁にするタイプではありませんが、配置換えさえできないのは結構つらいです。

友人を家に誘えない
家族や友人を家に呼ぶにも、管理人の許可が必要になります(当たり前ですが)。
いちいちメールで報告するのも面倒で、結局は一度も他人を呼べずに終わりました。

料理ができない
キッチンは1部屋かつ共有部分となるため、料理をしようと思っても誰かが料理をしていたら出直しです。

これ、かなりストレスです。
空腹の状態で待ち続けるのもつらく、かといって消費期限のある食材を後回しをするにも
いつ好きにキッチンを使える状態になるかも分からず、気が引けます。

空腹の限界でカップラーメンにお湯を注いだ瞬間にキッチンが空く事例、かなりダメージ受けます。笑

風呂に入れない
疲れた日は、ゆっくり湯船につかりたいですよね。

ですが、10室に対し浴室が2室、多くの人は夜帯に入浴します。
となると、渋滞を防ぐため、入浴をするにも持ち時間を気にしないといけない訳です。

住んでいたシェアハウスでは時間予約のためのボードがありましたが、
それも他人に気遣いをしながら15分~30分刻みで書き込み、
時間を気にしながら入浴するという生きづらさがありました。

入ろうと思った瞬間に他の人が入った、というのも日常茶飯事です。

洗濯ができない
風呂同様、洗濯機を使うにも他人との使用バランスを考えながらになります。

洗濯機は浴室の更衣室部分にあったため、入浴中の人が内側から更衣室の鍵をかけると…?
洗いたくても洗えない、干したくても干せない環境の出来上がりです。

他人の目を意識してしまう
シェアハウス生活では、常に他人への意識が必要となります。

一人暮らしや実家暮らしなら

「これくらいいいか」:靴を雑に置く等
「後でやればいいか」:使用済みの食器をそのままにする等
で済まされることも、全く知らない人の中では済まされないという。


シェアハウスで暮らしてみて思ったこと

壁が薄い
リノベーション物件で、元々一室だったものを二室に改造というように作られていたのが
住んでいたシェアハウスでした。
そのことが関係するのか分かりませんが、壁がかなり薄く、嫌な思いをしました。

隣部屋の入居者は深夜2時を過ぎてもずっと男と通話していたり、
反対側の入居者はテレビの音がうるさかったり…と。

特に、男とできるだけ関わりたくないがために選んだ女性専用物件だったので男の声が聞こえてくる、というのはかなりつらかったです。
(音声をスピーカーにしていたので丸聞こえでした)

眠りの質が悪すぎる
壁が薄いことに関係して、隣部屋の物音や廊下を歩く音が目立ちます。
ひとつの物件に10人が住んでいるとなると、生活音も10倍です。
生活リズムもばらばらなので、夜に玄関が閉じた音で目が覚める事が何回かありました。

よほどお金に困っていない限り、住むべきではない
費用は抑えられますが、失うものが多すぎます。

食事、入浴など生活の根幹も満足にできず、
部屋で自由に歌ったり裸でうろつくなんてこともできません。

私生活の部分でも、お金を払って組織に属しているという印象です。
平穏でストレスフリーな生活をしたい方には、まずおすすめできません…

3.5畳で暮らしてみて思ったこと

落ち着かない
とにかく狭い!!
です、3畳半。笑

ベッド、テレビを置くとほぼ部屋の面積を使い切るため、テーブルでご飯を食べる事もままならないのです。
いやほんとに、寝るためだけの部屋にしかなりません…

無駄遣いは減る
物理的な問題で、荷物を増やせません。

ということはつまり、無駄遣いは抑止されるということです。笑
好きなものを好きに買いたいので、良いのか悪いのか。(悪い)

まとめ

シェアハウスで暮らす上では、何の行動をするにしても制限がありました。
食事、風呂、睡眠、トイレ。
簡単なことですが、この必要不可欠な部分で制限を受けると、次第にストレスが溜まっていきます。
私はそのストレスを抱えきれなかったため、半年で退去を決めました。

また、素性を知らない人と同居や社交辞令をするのもなかなかにつらいので
逆に言えば、コミュニケーション能力のかなり高い人にはシェアハウス生活はおすすめだと言えます。

という訳で、主にシェアハウスをおすすめしない理由を力説する内容でした。笑

今は一人暮らしをしており、キッチンが狭すぎる・ユニットバスであるなどの不満はありますがこの頃と比べたらかなり快適です。

今後、シェアハウスを選ぶことは確実にないです。

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