堕落する生活

乱雑に散らばった服。食器。本。紙。ゴミ。見るに耐えるような私の部屋は、今にもゴキブリが歩いているのが見つかりそうな部屋。
そんな部屋を見つめながら眠りに落ちる。本当に何の感情もない。
早く片付けなきゃ!とかこんなのじゃダメだとか自分に呆れる隙さえもない。ないというか出来なくなった。

どうしてもそうなってしまうこと、に関してはもう思考が停止してしまっている。それは良くも悪くも私を楽にしている事はわかる。だけどそれが完全に良い事だとは思わない。直さなくて良い部分はそのままにして、改善しないといけないことは考えたい。しないといけない、とかいう言葉がそもそも嫌いなのだけど。

「自分が好きなことをしたい。」
それは幼い頃から変わらず頭の中にある思考。自分の好きなこと、をし辛かった環境下にいたからなんだろうけどそんなのもう今から変えようとしてもどうにもならない。だからと言って完璧に思考停止してしまうと脳が腐っていく。実際に物理的にも精神的にも。人間、思考停止してしまうと自分もそして他人をも傷付けてしまうということを最近考えていた。ポジティブすぎてもダメ。ネガティブすぎてもダメ。
自分の好きなことをしているはずなのに自分を苦しめている気がする。そこの区別をはっきりさせたい今日この頃。

眠気は増すばかりで、何も予定がない日は顔は浮腫まず化粧ノリが良いわけでもなく体調がいいわけでもなくただ、太陽の光を浴びて身体は火照り、好きな配信者の雑談がスマホから流れる中ひたすら眠りに落ちる。

ちゃんとすること、が正しいことなのであれば私はちゃんとしないでいたいと思ってしまうのである。ちゃんとしなくちゃいけないとひたすら生きてきた人生、ちゃんとしていて私にとって良いことは不思議なことに体感出来なかった。そういう青年期だった。
必ずしもちゃんとすることが良いことではないのかもしれない。と、最近は誰かに伝えたくなる。もう少し肩の力を抜いて生きてみても良いんじゃないのとも思う。ただ、ぼんやりとだけど、そう思う。

#エッセイ #生活 #眠気 #堕落 #ちゃんとする #ちゃんとしない #片付け #cakesコンテスト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?