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自己紹介と新人賞の振り返り

4月だ。新年度だ。新しいことを始めたい。
そうだ、noteを再開しよう。



自己紹介

三度の飯より読書が好き。が高じたあまり、いつの間にかムラムラと小説を書き、ドキドキと新人賞に応募するようになっていたダメヒューマンです。
好きな作家は三浦しをん、凪良ゆう、森見登美彦、万城目学、高殿円、荻原規子、森絵都……書き切れないよ!!(敬称略)
初めての新人賞応募で最終選考手前まで行き、「わたしゃ案外才能あるかも?」と盛大に勘違いした結果、芽も葉もでないので、現在は粛々と小説講座を受講しています。
自分の敗戦歴をネットの海に放流するなんてこっぱずかしすぎて、顔、もとい鼻から火を噴きそうですが、これも身辺雑記の練習だと己を言いくるめ、自己紹介がてら2023年度の戦績を記したいと思います。

2023年1月10日締切:オレンジ文庫ノベル大賞

言い訳を!!!させてください!!!!
己の戦績を記すと言いながら、しょっぱなから言い訳。やっぱり鼻から火を噴くかもしれない。
体調がイケてなかったんですよねえ。(鼻ほじ)
1年くらい不調が続いて、自分なりに生活や思考回路を見直していたのですが、全然よくならない。
こりゃあいよいよ年貢の納め時だあと諸手上げ状態だったので、観念してメンタルクリニックに行きました。
創作どころか読書もままならない状態だったのですが、ノベル大賞にはなにがなんでも応募したかった。
だって!!選考委員が!!三浦しをん先生なんです!!しをん先生に読んでもらえるかもしれないチャンス!!おいしすぎるぅ。
そんなわけで、夜な夜なPCを開いては閉じてを繰り返す妖怪と化していましたが、困ったことにまったくアイデアが浮かんでこない。
書きたくても書けないジレンマに比べたら、落選の辛さの方が全然ましだな、としみじみ思いました。
そのような経緯で、新作を出せませんでした。
ただ、どうしても諦めきれなくて、Webで公開している作品を加筆修正して応募しましたが、結果は2次か3次落選だったと思います。
当然の結果だと思いますし、むしろ読んでくださった下読みさんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そして、この苦い経験から、私はお医者に「腰を据えて治したい。煮るなり焼くなり好きにしてくれい」と平身低頭お願いするのであった……。
お医者は困った顔をしていました。

2023年7月31日締切:小説現代長編新人賞

俎板の鯉になって数ヶ月。
薬がぴったり合ってからは、「もっと早くクリニック行けばよかったわー(鼻ほじ)」と手前勝手なことを言えるほどラクになりました。
お医者は相変わらず困った顔をしていました。
これなら新作を書けそう。
ただ、ノベル大賞で痛い目を見たので、執筆期間は半年といつもより余裕をもって取り組みました。
あれだけ浮かばないと悩んでいたネタも、心身の復調に合わせて次々と浮かぶようになりました。身体が資本とは言い得て妙だ……。
問題だったのは、書く体力が落ちていたこと。
丸1年、長編を書いていなかったことで、プロットの作り方やペース配分をずいぶんと忘れていました。
欲張ってもしょうがないので、まずは長編1作を書くことを目標にやっていこう。
そうしてできあがった作品を無事投稿することができ、ありがたくも最終選考まで残していただきました。

小説現代長編新人賞も選考委員の先生を見て応募を決めたので、選考結果が文芸誌でしか公開されないことを知らず、色々と新鮮な経験をさせていただきました。(1~2次は文芸誌発売数日後にWebにアップされるようです)
本音を言うと、受賞者以外は全員敗者なのでは……とひねくれた思考をしていたのですが、文芸誌に自分のPNと講評が書かれているのを見ると、素直に嬉しかったです。
いただいた選評は絶対に次回作に生かしてみせます!

2023年度の学びと今後の予定

2023年度の学び。
100%で新人賞に挑むには、心身の健康大事。超大事。
この程度の不調をお医者に相談しても迷惑じゃないかな……という気後れがあったのですが、今思うともっと早く専門医に相談すべきだったなと反省しきりです。
原因がよくわからない不調で悩んでいる方は、一度、病院でご相談されることをおすすめします。
日本も海外のように、気軽にカウンセラーに相談できる環境が整うといいですね。

蛇足ですが、2024年のノベル大賞には無事新作を送ることができ、1次通過しておりました。
おめでとーありがとー。(やまびこ)
前回の反省を活かして、メンタルの不調に悩む主人公を書きました。タダでは転ばぬ。

さて、今年こそ小説現代リベンジ!と燃えておりましたが、小説講座の先生に助言をいただき、思うところがありましたので、応募は控えることにしました。
ちなみに、いただいた助言というのは、「プロでも初稿で勝負なんてしねえぞ。ましてやてめえは読者がひとりもいないアマチュア。少なくとも半年前には初稿を書き上げ、推敲に推敲を重ねて応募しろってんだべんべらべえ」でした。
江戸っ子べんべらべえ口調は私の勝手な脳内変換であって、先生はとてもジェントルマンです。スペシャルダンディです。あしからず。
1作書き上げるごとにPDCAを回して分析をしているのですが(性に合っているのか、これが結構楽しい作業)、推敲の甘さについては「お、おっしゃるとおりでー!」というかんじだったので、今回は念入りに推敲を重ねていこうと思います。

4月の読書記録

課題図書込みで読んだものの中から一部を紹介します。

noteは月1更新を目指します。
また次月によろしくお願いいたします。

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