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あと30分しかない まだ30分ある

私は母の近くに
住んでいるのですが
要介護者で精神疾患も持っています。

母の通院で私が付きそう日
私は寝坊しました。

母親は
病気の症状で
かなりの白黒思考です。

私が寝坊して
午前の受診時間がギリギリになったので
母は焦っています。

「30分や、あと30分しかない!
はよして!」

また
焦ってる。
尋常じゃないほど。


「まだ30分もある」
悪いなあと思いつつも、あまり焦りませんでした。

このやり取りで
私は自分の変化に気づきました。

10年以上前に

こんな心理テストをやりました。
コップに水が半分入っています。
これを見てあなたはどう思いますか?


「半分も入っている」

「半分しか入っていない」

勿論その量をどう捉えるか?もありますが

今日は前提の話から見方を考えたいです。

「のどがカラカラ」という前提なら
「ああ~今すぐいますぐ頂戴!私に水を!」
と有難い水でしょうし。

水にこだわりのある人で
特定のお水しか飲まない方は
どこの水かもわからない水を飲めと言われた 
ら、その人にとっては苦痛かもしれません。
「半分も入ってる」
っておもうやろうし

前提によって

同じコップ半分のお水への価値は変わる


私と母でいうと
「30分しかない」
にどんな原因が含まれていたのだろう。

自分は歩くのが遅い
受け付け会計も
手先が震えて
がさごそする
混んでるときは混んでいるので
診察回ってくるか心配になった


30分もあったら
私がいてるんやから
十分やろう。
ただの根拠のない
思い込み(笑)だけど


前提と見方によって変わってくる

私も母のように
いっぱいいっぱいだった。

瞬時にみれたら

楽やねー。

私は
いつも
いつも
せっかちで
私の気持ちを置き去りにして
自分の見えるものだけに
突き進む母親をみて
ザワザワしていました。

私を

苦しめるために
また
そんなこと言うんかー!
自分のことばかりやな

「心」は
怒りでいっぱいでした。

私を困らせるためにわざと言ってる。 
くらいのレベルで
その観念を
許せないし
失望していました。

今は見方が変化し
尊重できる感覚です。

争い脳だったんだな。

寝坊してごめんね。

5時間まえにはソワソワし始め
鬼電話してくる母親も「苦」じゃなくなった。

素直に寝坊して
悪かったと思えた。

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