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マイスター・エックハルト「道なき道で、神の子らはみずからを見失い、同時にみずからを見出す。」


マイスター・エックハルトは中世ドイツのキリスト教神学者であり

神秘主義者。


神との合一を説いたために、異端の告発を受け

その審問を待つ間に

没した。(ウィキペディアより)




道なき道とは、誰も通ることのない道

道なき道とは、前例のないことをするという道

道なき道に行くことは、苦難が多い道

道なき道を説くことは、多くの非難がある道

道なき道を通ることは、命の保障すらないこと


道なき道に行くことで、神の子らは一度、自分自身を見失う


賛同するものがいない時

経験がなく不安に駆られる時

それでも行くことを選ばなければならなかった時


多くの事を恐れ

自分を見失う


しかし


その絶望を感じることで

後がないと腹をくくることで

行くしかないと決意を固めることで


「コペルニクス的転回」が起こる。

物事の価値基準の逆転

根本的な意識の変換


それまで感じていた不安や恐怖がなくなり

ただ自分自身を頼りにするという

強く

確かな

ゆるぎない

自信が湧き上がっている。


一度このどうにもならないような絶望を、味わうことが必要となる。


自分だけは自分を信じようという気持ちしか残らない時にのみ

自分に

強固な自信を感じる。


究極の境地を経験した者のみが辿り着ける道

みなぎる熱い気持ち


反作用の産物


「道なき道で、みずからを見失い、同時にみずからを見出す」


恐れることなく

自らを頼みとして

自らを信じて

生きてゆく。


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