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028mikoto
曽野綾子 後悔と共に生きる
人間は必ず、
どこかで義理を欠いて
後悔と共に生きる。
人間は厳密に考えると
必ず
どこかで義理を欠いてしまい
そのことが心の奥底にあって
後悔しながら
後悔と共に生きているという。
義理を立てること
と
自分自身を守ることを比べると
自分自身を守るほうが
優先順位が高くなる。
だから
ほどほどに義理を欠いて生きることの方が
自然なのだ。
そのことを時々思い出しては
後悔しながらも
生きていくのも
自然だろう。
完璧には生きられないことを
理解する。
すると
後悔している自分さえ
受け入れて
自分を好きになれる。
ごめんなさいという気持ちを
持ち続けていることで
自制できるようになる。
後悔を意識できていることで
謙虚でいられる。
すると
後悔は生きるのに
必要なもののように感じる。
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