ファンに罪はないのか

 知らず知らずのうちにファンも、ファンではない人もこの事務所の繁栄に加担していたのかも知れない…。
 とても良い記事だったのでURLの貼付と共に記事からいくつか印象的な箇所を抜粋します。

ジャニー喜多川氏の「好み」と女性ファンの「好み」は恐ろしいほど一致していた…本当にファンに罪はないのか | PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン) | “女性リーダーをつくる”


『調査結果の功績は、ジャニー氏とメリー氏が絶大な権力を掌握し続けた、典型的な同族経営によるガバナンスの脆弱ぜいじゃくさというよりも欠如を厳しく指摘するにとどまらない。被害者に自責の念や諦めを植え付けて状況を受容させ黙らせる、グルーミングと呼ばれる手なづけ行動が、全ての元凶たるジャニー氏だけでなく周囲の大人や社会によっても積極的あるいは消極的に行われてきたことにも、被害者への丹念なインタビューの成果として言及している』
『日本の芸能やエンタメは海外から見たときに異様と映るほどの低年齢志向が強く、それは年端も行かない少年少女に大人が欲情し消費するという非常に特殊な構造を見せている。社会的には「まともである」と自認する男女が、少年少女に「可愛い」と普通に欲情し、「見たい」と欲し、それが承認される社会なのである』
『あえて誰も口にしないが、アイドルという脱脂・脱臭された虚像に大人の女までもが人生を投入するのは(実際の男と生々しくどうこうするより遥かに)無害、可愛げがあると承認されてきた。ジャニーズで取り立てられるのは「ジャニーさんお気に入りの背の小さい(ツルッと中性的で可愛い)子」であるとの認識も、広く共有されていた』

『そんなジャニー喜多川氏の「好み」のアンテナと、日本の女性ファンの「好み」とが恐ろしいほどに一致していたのが、帝国と呼ばれたジャニーズの成功の理由である』

ジャニー喜多川氏の「好み」と女性ファンの「好み」は恐ろしいほど一致していた…本当にファンに罪はないのか | (5/5) | PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン) | “女性リーダーをつくる”

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