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十中八九の編集長としての、あいさつ

※同じものは十中八九でも見れます。

様々な情報が一気に溢れ出した現在の世の中では、勧善懲悪モデルの明確な正義と悪だったり、はっきりとした正解は無くなってきたように思える。元々そういったもの自体が本当は存在しなかったのかも知れない。

世の中には本当にいろんな人が、いろんな思いやそれぞれの答えを持って日々生活をしている。そう、みんながみんな同じ正解なのではなく、それぞれが個々人では自分の正解を持っている。

ただ、みんなそれぞれが持つ正解や価値観は微妙にベクトルが異なっている。真逆な場合もあれば、すごく近しい場合もある。本当にそれは人の数だけベクトルの向きがある。

正解が一つじゃない。それはつまり、いろんな価値観や生き方、考え方があることを出来うる表現方法を通してこのメディアの中で立体的に見せることが出来れば、この世の中に明確な羅針盤がないなか、自分のベクトルに近い価値観を見つけられる術にならないかと想像した。

そもそも完璧な正解なんてないんだったら、だいたいこの辺みたいなところの価値観を、ただ提示してみる、だから「十中八九」。そんな意味を僕はこのメディアに込めている。

有名無名だったり古今東西や職種を問わず、己の価値観をしっかり持っている人たちが、このメディアには登場する。

まず自分に何が必要なのか。どういう生活を送ることが自分にとっては幸せなのか。それはあまりに千差万別過ぎる事柄になりつつある。

ちょっとしたきっかけがあるだけで、本当に価値観がコペルニクス的転回を果たす場合もあれば、あるいは自分の持っていた想いがより強くなり、躊躇していた次のアクションへつながるようなケースもあると思う。

このメディアの本質は、そういった何かの気づきのきっかけ作りの手助けになることだとすると、いろんな考え方や価値観があることを知ることにも気づいて欲しい。そうすれば、自分の情報感度のアンテナを狭窄することなく、出来る限りフラットな感覚で世の中を感じられるかも知れない。

僕自身も様々な経験を通して学んだことは、自分が絶対的に正しいという感覚は諸刃の剣だし、非常に危険な思想だったということだ。自分に限って間違うはずがないし、絶対にこれが正しいに決まっている感覚を持つよりも、こういう価値観が他にどれだけ存在するのか、また別の価値観はこういうものがあるというような余白を自分自身が意識的に持つことで、それが最終的には日々の考え方に対しての余裕になり、自分自身の成長につながっていったような感覚を持っている。

と、ここまでいろいろと書いておきながら、とにかくまずはこのメディアにあるコンテンツを面白いとだけ思ってくれたら、それだけで嬉しい。

僕の想いは単純にここにあるコンテンツ群を面白いと感じてもらうところから始まる。まず面白いと思ってもらえなければ、そもそも価値観とかなんだというものはただの夢想でしか無い。

「十中八九」に登場する人たちが持つ芯なる哲学はみんなそれぞれブレずはっきりしたものがある。まずはそこを感じて欲しい。全てはそこからでしか始まらない。

もちろんあなたの価値観とは合わない話もあると思う。だからこそ、だいたいのバイブスそしてリズムが合っているだけ、最初の一歩はそれだけでいいんだろうと思う。だからこその「十中八九」なんだ。

十中八九 編集長 望月大作


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