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不老ふ死温泉で不老を手に入れたい


不老不死の肉体、手に入れたいと思います?
私は40代に入ってからと言うもの加齢に拍車がかかり留まることを知りません。それはわずか7場所で幕内最高優勝した大の里のようなスピードで老化の番付を駆け上がり中であります。
別にね、若作りしてまでしがみつきたいとは考えてはいないのよ。でも夫が同い年なのに未だ学生と間違えられるほどの学生気分の抜けないボクちゃんフェイスなのでそうも行きません。写真によっては親子に見えるんですよ。笑えんだろ!

不死はともかく不老は欲しい


でもあんまりこの世にのさばりたくはないんで不老だけが欲しいです。ピンピンコロリと言うように、不老即死ぐらいが良いなと考えています。

と言うことで、
前々から気になってた不老ふ死温泉に行ってきました。
不老ふ死温泉といえば海のそばにある露天風呂から眺める日本海と、沈みゆく夕日が水平線を赤く染めるあのゴールデンタイムですよね。

日帰りても温泉は利用できるのですが、露天風呂は16時まで。
そう、夕暮れの瞬間を楽しむ権利を与えられるのは選ばれし宿泊者のみなのであります!!!
せっかくなら最高の瞬間を捉えたいよね?という事で私にしては珍しく一万オーバーのこちらを予約。激安宿や限界宿フリークの私にはかなり思い切った決断ですよ。

まさかのグレードアップ

青森駅からリゾートしらかみ号に乗り、ウェスパ椿山に着いたのは16:54。そこから宿までは送迎バスで5分くらいです。

チェックインしたら、ひと組ひと組にスタッフの方が付いてくれて、館内の案内を丁寧にしてくださいます。
さすが、いつもの激安宿とは様子が違う…
しかもしかも!お値段そのままお部屋をグレードアップして下さり、1人じゃ持て余しすぎるモダン和室をご用意いただけました!

豪華スンギ!

ウワァオ!

いいのかこんなすごい部屋で!!普段との落差ありすぎて、どこで過ごしたら良いか分からず部屋をウロウロ…(結局部屋の半分しか使わなかったw)

部屋からは素晴らしきオーシャンビュー
春の日本海、天気は期待してなかったんですが雲の切れ間からワンチャンで夕陽が期待できるかも?と期待して露天風呂へ!

いざ露天風呂へ!

露天風呂には洗い場がないので館内の大浴場でまず身体を洗います。露天風呂は混浴と女性用で別れてはいるのですが、なにせオープンな場所なので湯あみ着の無料貸出があります。タオルでできたキャミソールみたいなやつ。

これの上に浴衣を着た状態で露天風呂に移動します。この露天風呂までが結構離れてて遠いんですよ…

前を歩く男子2人組にボーっとついてったら、エレベータートラップにはまり、真っ暗なボイラー室に一緒に迷い込んでしまうというハプニング。
3人でアワアワしながら戻って、何とか露天風呂に辿りつきました。
夕暮れにはまだ余裕がありそうだったので「間に合って良かったですね〜😀」って声をかけたら「は、はぁ…」ってめちゃ塩対応されて。アレってなっちゃった。あーそっか、男の子からしたらアタシってお母さんくらいの歳だから、どう反応したら良いか分かんなかったのかな。私も敬語で行かないで、もっとおばちゃんに寄せた感じでガハハ!っと絡むべきだったか。いやそれも劇的にウザいな。。。などモヤモヤとしてしまった。

不老ふ死の精神とは!!!!

露天風呂には5、6人ほど先客がおり、まもなく暮れようとしている夕日を眺めながら、癒しの波音に身を委ねていたのですが…
3人組の女性が賑々しくやってきて、あろうことかスマホで記念撮影しはじめたのです。

いや、ここ撮影禁止って書いてるよね…

もうホントこういう人達ってイヤんなっちゃうよ。周りが迷惑しているのが全く見えてないの。それをSNSとかにあげるの?それで自慢して満足なの?

そりゃね、こんな絶景撮りたくなるのも分かるけど、ルール守らないような輩に不老不死の精神が宿るとでも思ってるのか?
老化しても知らんから。
不老不死じゃなくて加齢即死じゃコラ!!と心の中で毒づいたのでした。

私はスマホなぞ頼らずに五感で受け止めるけどね!
一時の感情で老いたくないですよ。

大満足バイキング

お風呂から上がったら、お楽しみの晩ご飯です。

バイキングだったのですが内容がとても良くて、ついつい爆食いです笑
この深浦という地域、実はマグロが有名らしく青森でナンバーワンの漁獲量なんだとか!大間のマグロのイメージが強すぎて知らなかった…
お刺身だけじゃなくて地元食材を使った料理や何と海鮮鍋もあり!バイキングって揚げ物ばっかりになりがちだけど、種類豊富で最後まで楽しめました。

不老ふ死温泉殺人事件

うーん、やっぱり一万オーバーの宿は違うわぁ〜と感激してたいのですが、残念な事にWi-Fiが絶望的に繋がらないというまさかの弱点が。
たまたまだったのか、僻地にある宿だから仕方ないのかな…

Wi-Fiが繋がらないとなると、めちゃめちゃ暇なのです。普段いかにネットに浸かりきりで時間を溶かしているのかが分かりますね…

ワンナイトご当地ミステリー

仕方ないので部屋に置いてあった不老不死ミステリー小説?なるものを読む事にした。

これが暇を潰すにはちょうど良くて面白かったのですよ。もしかしてこれを読ませる為にWi-Fi絞っているのでは?(笑)
日本海側はミステリー小説の舞台になりがちで、だいたいのホテルで人が死んでる(爆)ので、それを逆手に取って「ご当地ミステリー」として村おこししているよう。面白れぇ温泉!

露天風呂に釣りおじさん現る

次の日の朝も露天風呂に行ったんですが、露天風呂から見える位置に釣り客のおじさんが何組か居たので落ち着きませんでした。
まぁ別に覗き込まれてる訳じゃないんできゃーエッチ!!!ってならないですけど、海岸線って広いのに何でそこに居るの?って感じ…なので朝こそ湯あみ着あったほうが良いなと思った。

朝ごはんもお腹いっぱい食べて、9:00にチェックアウト。秋田方面の電車に合わせて駅まで送ってもらいました。

たまには良い宿に泊まるのって良いですね!大満足でした。
また五能線を旅する時には泊まりに来たいです。

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