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理不尽な目に遭うのはいつも

痛かったのはこっちなのに、「わるいやつ」って言われなきゃいけないって、一体全体どういうこと?

かの有名な某「ねこふんじゃった」。
子どもの頃は無邪気に「ふんじゃった〜♪」なんて歌っていたけど、改めて見てみるとこの歌詞めちゃくちゃ理不尽じゃない??

ねこ ふんじゃった ねこ ふんじゃった

いやいや。まずねこ的には「踏まないでくれよ」って感じですよ。「ふんじゃった〜」だなんて語尾伸ばして歌ってる場合じゃないよ。

ねこ ふんずけちゃったら ひっかいた
ねこ ひっかいた ねこ ひっかいた
ねこ びっくりした ひっかいた

まあ当然びっくりするだろうし、言わせてもらうとびっくりどころじゃないし、この踏まれたとこ全治3ヶ月の怪我しちゃってるかもしれないじゃん?ねえ歌ってないで怪我の様子見てよ。ねえねえひっかいたとこ見てないでさ。

わるい ねこめ つめを きれ
やねを おりて ひげを それ

ここ!!

ここですよ、理不尽さ溢れる問題の箇所。
ふんずけといて「わるいねこ」とは何という言い草!
つめはまあ伸びたら切らなきゃ仕方がないかもしれないけど、ひげに関しては言語道断!ドクターストップ!
自分のしたことは棚に上げてひっかいたことだけ罪を問おうだなんて!そうは問屋が卸しませんよ!

ねこ ニャーゴ ニャーゴ ねこかぶり
ねこなでごえ あまえてる

もう呆れて言葉にもならない。
こちら(ねこ)からしたら何故ふんずけた張本人に媚を売って許してもらおうとせねばならんのか。解せぬ。

ねこ ごめんなさい ねこ ごめんなさい
ねこ おどかしちゃって ごめんなさい

言葉にもならないこちらの様子が伝わって今更ながら謝って来ましたね。
違うのよ。最初に反省して謝らなきゃいけないのよ。
「わるい」だの「つめをきれ」だの散々言われた挙句のごめんなさいは届いてこないのよ。

ねこ よっといで ねこ よっといで
ねこ かつぶし やるから よっといで

かつぶしじゃなくてちゅーるにしてくれたら・・・ってハッ!その手には乗るもんか!控えめに言って胡散臭さ100%。行ったってちゅーる詐欺に遭うに決まってる。
そもそも「やるから」だなんて上から目線なのも気に食わない。
あんたのそばになんて、二度と行くもんか!!

・・・

・・・・・・

ハッ!

いかんいかん。ついねこに感情移入して怒ってしまった。
しかしこの歌が歌われるたびにねこが理不尽な目に遭うのはちょっと、いやかなり微妙な気持ち。なので、ちょっと書き替えてみよう。(要するに替え歌ね?)
タイトルに背くわけにいかないので、踏まれる前提で進んでしまうのが心苦しいけれど、それでも理不尽な目に遭うより幾らかはいいだろう・・・!!

それではいざ・・・!!

♪ ♫ ♪

ねこ ふんじゃった ねこ ふんじゃった
ねこ ふんずけちゃったら ひっかいた
ねこ ごめんなさい ねこ だいじょうぶ?
ねこ ケガしてない? 見せてみて
わるい ぼくが わるかった
二度と しない 気をつける
ねこ ニャーゴ せーの ねこパンチ
もひとつ かまえて ねこキック 
ねこ 治しましょ ぼく 治しましょ
お互い 痛いの 治しましょ
ねこ なかなおり ねこ なかなおり
今夜の ごはんは フンパツだ

にゃったららーの にゃら!

♪ ♫ ♪

ふぅ。
こんな感じでどうでしょう。
ねこの痛くて悲しかった気持ちとを受け止めた中々の名作になったんじゃないでしょうか。
(途中、自分は一体何をしてるんだ・・・と遠い目をしたことは秘密です)

今後、「ねこふんじゃった♪」が聴こえて来たときには、わたしはこれを脳内で再生して一匹でも多くの猫を救おうと思う。(言葉と内容の温度差)

ちなみに。
姉は「わるい〜」の部分を
「わるい ねこめ 恥を知れ」
だと思っていたらしい。

いや・・・
ねこ相手にそんな難しい言葉で怒らんでええやろ。

最後の最後に注意書き
・ちなみにこの曲は童謡つまりはフィクション
・意見には個人差があります

にゃったららーの にゃら!

えりぴ

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