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検査入院のご報告

先日書いたこちらの記事の続きになります。

検査入院に行くと書いていたので、その結果を報告します。

結論から言うと、正式に前の記事で触れていた「下垂体性成長ホルモン分泌亢進症」と診断されました。

簡単に言うと、下垂体の腫瘍が原因で成長ホルモンの分泌量が多くなり、もろもろ体に異常が出る病気です。

ただその後の処置も手術をすることには変わりません。

(というか検査結果が出る前から手術の日程相談して決めていました...笑)

ですので来月、2021/12/9から入院して、12/10に手術し、2週間前後入院する形となります。

とはいえ悲観的な話ばかりでもありません...!

まず、この病気は「先端巨大症」とも呼ばれる難病なのですが、何人ものお医者さんに診てもらっても外的な変化が分かりませんでした。

本来は顔が大きくなったり、手足が太くなったりという外的な変化があるようなのですが、幸いにして早期発見だったからなのかそれらの変化はまだありません。

繰り返しにはなりますが、やはり「早期発見は正義」ですね!

もう一つが、この病気は指定難病の1つに入っていて、医療費の補助が自治体からもらえます。

自分も退院したその日にすぐに区役所に行って手続きを済ませてきました。

申請後に認定が下りるまでは時間がかかるのですが、補助の適用は申請時までさかのぼることができますので問題ありません。

ですので手術費や検査費の心配はありません

(というか検査入院のほうが高くなるのでは?高額療養費の限度額までいったので)

・・・

さて、報告はこれくらいにして、残りは検査入院の日記にしたいと思います。

興味ある方は残りもどうぞ!

入院一日目

入院当日は朝の8:50頃に病院に来るように言われますが、行ってみると入院の手続きの順番待ちでしばらく待つことになります。

手続きが終わった後は、入院前のコロナのPCR検査をしました。(徹底してる)

あれ初めてやったのですが、普通に鼻痛いですね....

その後は入院する部屋に案内され、一通りの説明をしてもらいます。

ベッドの写真撮るの忘れた....

設備的にはベッド、机、椅子、小さいテレビ、冷蔵庫、金庫、ハンガー掛け、コンセント、無料のWifiがありました。

ベッドの枕元にはナースコール用のボタンがあるのですが、初めて押すときはちょっと緊張しましたね....笑

実は一日目はレントゲンなどの簡単な検査と、何人ものお医者さん(内科と外科両方)に問診でいろいろ聞かれるくらいで、けっこうな時間暇でしたね。

お昼は人生初の入院食でどきどきでしたが、正直思っていたより普通に美味しかったです笑

後から看護師さんに聞いた話なのですが、どうやら入院した虎ノ門病院が特別?入院食が美味しいと評判のようです!

入院はこんなものか、という安心感は二日目から音を立てて崩れ始めます。

入院二日目

検査入院のメインとなる成長ホルモンの分泌の仕方を調べる検査をしました。

まず初めに採血し、針を刺したまま安静にします。

それから三ツ矢サイダーの香りを無くしたような味の謎の液体を飲まされ(美味しくはなかった)、血糖値が上昇したときの成長ホルモンの量を調べます(負荷試験)。

成長ホルモンは血糖値を上げる作用もあるため、血糖値が上がった時には成長ホルモンの分泌は抑制されるのが正常なのですが、もし成長ホルモンが減らない場合には件の病名と診断されるということです。

さて成長ホルモンを調べるためには採血が必要なのですが、時間経過を見たいため、二時間おきに採血を4回くらいしました。

人体実験されている気分笑

針は刺さったままなので何度も刺されるわけではないのですが、30分前には臥床(ベッドに寝て安静)しなければいけないのと、ちょくちょく血を抜かれるというのは地味に気力を持っていかれます。

しかもやっと最後の採血が終わったと思ったら、担当医の指示で針は指したままとのこと、その状態でシャワーを浴びたり寝たりすることに...

※血液が映っているので苦手な方は注意!(自分が苦手なので)

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というわけで腕に針を刺したままブルーな気持ちで二日目を終えました。

あ、ご飯はこんな感じでした。普通に美味しい。

入院三日目

最悪だったのがこの三日目なのですが、三日目四日目は病気ではなく薬が効くかどうかを調べる負荷試験をしました。

つまり薬を投与してみて、成長ホルモンが抑えられるかを見てみるということです。

特に三日目に飲んだ薬は副作用が大きく、服用後にかなり気持ち悪くなりました...

加えて突然失神するケースもあるらしく、トイレや入浴などの移動は一人ではだめで、看護師の付き添い+車椅子が必要となりました。

トイレ行くたびに看護師さんをナースコールで呼び出す申し訳なさと、初めての車椅子の体験をしましたね....

この検査も2時間後、4時間後、6時間後、12時間後(!)に採血をしました。

6時間後には副作用が比較的落ち着いたので良かったのですが、総じて嫌な印象の強い検査でしたね。

おまけに検査結果で薬が効いていないということが分かりました。(これ自体が悪いことではないのですが)

自分にとっての救いは、美味しい入院食と最近はまっているラブライブ・スーパースターの音楽でした。

入院四日目

三日目とは別の薬での負荷試験を行います。

今回の薬はそこまで副作用は強くないのですが、何と言っても皮下注射が痛い!!!

こんなに痛い注射は久しぶりでした...

その後同じように2時間後、4時間後、6時間後、12時間後と一日中採血をしました。

この日は間の時間に他の検査にも呼び出されていくつか行きましたね。

三日目よりは楽でした。

ただ、結局こちらの薬もあまり効かなかったんですよね...

まさか入院食でハヤシライスが食べられるとは思ってなかったですし、味も普通に美味しかったんですよね!

そして採血は最後ということで、二日目から刺しっぱなしだった針ともようやくお別れできました。

入院五日目

最終日は検査結果を内科の主治医の先生から詳しく説明してもらうくらいで、検査などもなく午後には退院となりました。

今回の検査入院での学び

箇条書きですが、今回の検査入院での学びを書いておきます。

・入院食は聞いていたほどまずくない、むしろ美味しくてバランス良くて毎日食べたい(ただしこの病院が良かっただけかも)

・同じフロアは近い脳外科の患者ばかりで、脳梗塞や脳腫瘍など重い患者さんも多かった、そして高齢の方がやはり多い

・向かいのベッドの患者さんは脳梗塞の早期発見で軽めに済んでいたようで、やはり早期発見は正義

・そんなフロアで患者の面倒を交代しながら24時間見てくれている看護師さんには感謝しかない、すごい仕事だ

・おじいちゃん相手の看護はもはや介護っぽかった(看護師さんを悪く言いたいわけではない、すごく立派)

・車椅子での移動の不自由さというか、人の助けを借りないといけない状況のもどかしさを経験した

・検査費はやはり高かったので、高額療養費の限度額適応認定の制度はマストで利用すべし

重ねてですが、看護師さんにはめちゃくちゃお世話になって感謝しかありませんでした。

自分も大なり小なり人のためになる仕事がしたい、そういう人生にしたいと改めて思いました。

さて、今回は検査入院なのでそんな大したことはなかったのですが、次回は手術があるのでどうなるやら....


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