夏の厚化粧

夏の厚化粧ほど暑苦しいものはない。
自分を良く見せようと、ファンデーションを重ねる。チークも。リップも。アイシャドウも。ブロウも。なんでも重ねる。
鉄壁の防御みたいね。

素肌が美しければ。厚化粧などは必要ないではないか。

心が美しければ。自分を偽り虚像で誤魔化すことなど必要ないのだろう。

誰もが、厚化粧など1回くらいしたことがあるだろう。あれは、他人から見れば違和感だ。自分だけだ。可愛くない私を綺麗に守れているなどと錯覚するのは。

ドロドロになれば良い。
そして、気付くべきだ。

夏の厚化粧は暑苦しい。