【コロナのせいで】オンライン生活に。そこで気づく【些細な幸せ】を伝えたい。オンライン挙式編

シンガーで会社員な結城アンナです。

本日の記事はわたしの勤めるリブセンスの社員谷川さんのチャレンジ応援!!張り切ってまいります。

 

 在籍している、リブセンスでリモートワークが始まり、約2ヶ月ほど。
お家から外に出る機会もめっきり減っている今日このごろです。

会社内の役割としては、ビジネス職なわけですが、全然お外に出ていない、社内でのMTGもそうですが、ほぼ全ての対人コミュニケーションオンラインで完結する日々。柔軟に対応してくださるクライアントの皆様、社内インフラの皆様には頭が上がりません。本当にありがたいことです。

 シンガーとしての活動では、オフラインのイベントもできなくなり、バンドのメンバーとの練習もリアルでできなくなり、オンラインでイベントやってみようか、合わせてみようかなど色々試行錯誤中です。

 ここ2ヶ月で、社会はガラッと変わってしまいました。各種メディアでは軒並み、「コロナのせいで」、「コロナの影響で」 がある種の枕詞的な表現なのかな?と思う波にとコロナをマイナス的な表現で溢れています。(かくいう自分もよく言う)

けれど、あえてここで、考え方を逆にしてコロナのせいで見つけた幸せエピーソードをご紹介できればうれしいです。特にコロナによる生活の変化で大きいのは「オンラインコミュニケーションへの移行」でどんなプラスの変化がについてぽつぽつ書いていきます。

友人のオンライン結婚式

4月のある日のこと、私の大切な友人2人のオンライン結婚式が行われた。

勿論、最初からオンラインで開催しようとしていたわけではない。今や、祭事は一か所に人が集まる最も避けなくてはいけない状況、まさに友人が企画していた結婚式をも延期となってしまった。

誰もが待ち望んだ晴れの舞台は「期日未定の延期」
コロナのせいで、大切な人を祝うこともできないそんな世の中になってしまったのかと、切ない気持ちになった。

しかし、友人からメッセージが届く
「オンラインで挙式やります」

・・・ん?どうやって?
一瞬画面の前で固まりながら、朗読を任され、準備をしていた。ちなみにメッセージが来たのは挙式予定日の2日前のことだ。

そして当日、zoomの画面を開く。

 メイン画面に現れたのは、家にいる、紋付き袴と着物に身を包んだ友人2人。着付けを担当した新婦側のお母様。そして祝詞を唱えるためにやってきた、友人の恩師(本人はベネチアから派遣された神父と言い張っていたのだが)。恩師は「恰好だけでもそれっぽく」ということでお手製で教会でよくみる司祭服を着こんでいた。

他画面には、私のほかにも新郎のご家族、2人の古くからのご友人、演者などの画面。

「では本日の演目です。パワポ、画面共有しましたが見えてますか?」

まさか結婚式で、画面共有なんて単語が聞けるなんて思わない。
山に行ってシュノーケルつけてますか?位ちぐはぐな状況もなんだか楽しく思えてきた。

「続いて祝詞奏上の儀」
(自称)神父の師匠が、お手製でこさえた祝詞をそれっぽく唱える
「では、三々九度の盃を、、」

きっと、和式の結婚式のはずだが、神父が神酒を盃にそそぐのだから絵が楽しい。

極めつけは「ケーキ入刀」
といいながらホールケーキに二人で包丁を入れる図

和と洋のコラボレーション。
神仏どちらにもきっと愛される二人を、そんな結婚式を目指したのかもしれない。(遠い目)

今の環境で出来る【幸せ】をみんなで作る

きっと厳粛に式を、、、と思っていらっしゃる方がこの記事を見たら「えー」なんて思われてしまうかもしれない。少なくとも、「形式」からはだいぶ外れたものだし、お世辞にも「豪華」とは言えない。

けれど間違いなく、あの結婚式はわたしや、参列者の心の中に
一生の幸せな思い出として刻まれたはずだ。

ありもので何とか形にした空間だったかもしれない。
でも、それを「なんでできないの?」なんて咎めたり、懐疑の目を向ける人はだれ一人としていなかった。

みんな涙をながしていた。「本当に素敵な会だった」といっていた。
私もその一人だ、「こんな幸せなことあるん?」と画面越しにつぶやいた。

なぜこんなに温かい気持ちになれたのだろう。結婚式の本質は何なのだろう。ずっと、筆をとるまでこの日を思い返した結果

結婚式は
・新郎新婦を軸とし、二人が船頭をきって
・その空間、時間を共有する人達皆で幸せを生み出す
物なのかもしれないと思った。

幸せ空間のスターターは、新郎新婦の心遣い
彼らのおかれていた状況を考えてみた。
コロナで先行きもわからない中、予約していた式場、招待した人達。
延期するにしても、いつ開催できるかわからない。
この中で下したこの決断と実行は大変だったことだろう。

「今の環境で出来ることを」


そんな彼らのプロジェクトの成果が今回のオンライン挙式だったのでしょう。

プロジェクトメンバーはその場にいる全員。誰もが新郎新婦の幸せを第一に考え、自分達にできる務めを果たした。
私は朗読を
ある方はピアノで結婚行進曲を(これもまた洋ですね笑)
親子での演奏などなど
祝福するムードしかその場に存在しなかった。

また、驚いたことに、オーストラリアから参列されたご友人もいた
その友人は言っていた。

「オフラインだったら参列できなかったから本当にうれしい、ありがとう。」と。
(そしてご友人のホストファミリーも、居合わせたので、一緒に参加するという国際色豊かなことに)

この友人の出席は本当に感慨深いものであった。
今や、帰国することすら2週間の観察期間が必要なタイミング。
コロナのせいで○○ができないという反例だった。むしろ、コロナのせいでオンラインで挙式をしようとなったからこそ実現したことの一例だと思った。

距離を超えて、
会場にいる人達皆が、幸せ空間を作り上げたのである。

今できることを前向きに考えたほうが楽しい。

残念ながら、この時代の波はしばらく続きそうだ。奪われたことも決して少なくはないだろう。けれど、その中で、待っているのか、それとも進んでいくのかはその人次第だろう。何が正しいのか私もさっぱりわからない。

一つだけ共有できる想いは
私はこのオンライン挙式に世界の希望を見た。
ということ。

この挙式を見て、「私もシンガーとしてライブ配信をやろう」と決意し実施した。口で言うのは簡単だし、動かなければ味わえない感情をたくさん味わった。

このエピソードを見てくださった皆さんに少しでも、希望を届けられたらうれしい。

最後に友人Aお二人へ
ほんとうにご結婚おめでとうございます。
末永くお幸せに。

皆様ここまでお読みいただきまして有難うございました。

2020年5月4日 結城アンナ
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