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神戸に来たら飲んでみて!神戸のソウルドリンク “アップル”

あなたは、神戸に“アップル”というご当地ジュースがあるのを知っているだろうか。


アップルと聞くと、真っ先に思い浮かべるのがりんご味なはず。

でも、この“アップル”はみかん味なのだ。
名前はアップルで味はみかん。ややこしい。

アップルはこんな感じ

ラベルはなく、めちゃくちゃシンプルな瓶に入っている。

みかん飴を水で溶かしたような味。
実際の昭和を知らなくても、「昭和の味だ!!」と言ってしまいそうなほど、懐かしい味がする。


お好み焼き屋さんや、串カツ屋さんなど“関西っぽい”お店でよく販売している。
ソースの味と、このさっぱりみかん風味がめちゃくちゃ合うのよ…。



そんなわたしの激推しドリンク、アップル。
どこで作られてるのかな、と不思議になったので調べてみた。


①製造所は1つだけ!

アップルを作っているのは、「兵庫鉱泉所」という会社。
神戸市長田区(神戸市の真ん中らへん)にある。

兵庫鉱泉所では、年間15万本ものアップルを製造しているそう。

アップルの他には、ラムネやサイダーなどの瓶詰飲料を販売している。


②めちゃくちゃエコな作り方

ジュースを買って飲んだら、普通、その容器はゴミとして捨ててしまうはず。

でも、このアップルは空き瓶は捨てずに、回収して再利用するのだそうだ。

商品を出荷

空き瓶を回収

瓶を洗浄

またアップルを詰めて出荷

というエコなループができているのだそう。


③アップルが飲めるのは150店舗ほどのみ

さきほど書いたように、アップルは出荷してから、空き瓶を回収しないといけない。

だから、「兵庫鉱泉所」から直接配送できる場所にしか卸していないそうなのだ。

配送業者に頼んでいるのだと思ったら、自社で配送されてるなんて…びっくり。

めちゃくちゃレアじゃん!アップル!!


④アップルの由来は…

みかん味なのに、“アップル”。
この名前の由来は、なんと「分からない」のだ。

アップルは、先代の社長が作り始めたのだけど、その名前の由来を聞かないまま、先代は亡くなってしまったそう。

アップルの取材記事では、現社長がこんなことを言っていた。

「ハイカラな神戸に合うよう英語のネーミングにしようとしたら、既に『オレンジジュース』は別の商品に使われていた。だからアップルになった、と聞いたことがある」と秋田さん。
「でも…」と続ける。
「真相はよう分からんのや」

  神戸新聞 おでかけトピックより

作ってる人も「よう分からん」ドリンクって、どこを探してもアップルくらいしかない気がする。



そんな、レアで不思議なアップル。
ネット通販などはしていないそう。

だから、もし神戸に来る機会があったら、ぜひお好み焼き屋さんに立ち寄って、アップルを飲んでみてほしい。

濃いソースと、さっぱり甘いアップル。
ぜったいうまいから!!!


気になった方は、こちらの神戸新聞の記事ものぞいてみてね。



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