見出し画像

■求人広告の応募数を増やすには?-PART・6-■求人広告は物語でもある。

一月に諸事情で入院していたこともあり、記事編集に時間を割けませんでした。でもこれは言い訳で、単純に怠けてました。ごめんなさい。だって病院でIWGPめっちゃ観てたもん。

そんなマジでくだらない話はさておき、今回は「そもそも求人広告の役割って、募集して採用するだけじゃないよね」っていう話です。文字量が少ない媒体に関しては難しいかもしれませんが、私が携わる求人サイトは文字量が1500文字以上、金額により写真やLPも加えられるので、もはや企業のブランディング広告にもなるわけです。

「月給が●万円だよ。仕事内容は●だよ。」という情報だけでも求人広告の体は成しますが、企業の色が全く出ていない広告は、差別化が図れず、応募者の母集団形成が難しい傾向にあります。

「月給は●●万円だよ。なぜなら社長が現役時代苦労した経験があって、バックオフィスの経費を削減して社員に還元できるように仕組みを作っているから」……こんなエピソードが聞けたら最高ですね。

なので、企業カラーを出すために、求人広告の制作に携わるときは、ある意味、企業の物語を制作するような気持ちで私は取り組んでいます。物語って共感性を発揮できるからです。日本の昔にながらの勧善懲悪の話も、「悪いことしたらダメです」という言葉だけだと伝わりにくい。主人公に共感して、なぜいけないのかを理解して、実生活でも倫理観を持つようになる。GOの代表取締役・三浦さんが「表現を作るのではなく、現象を創るのが仕事」と仰っているが、まさに私たちの仕事も、ユーザーの行動を促すという意味でこの信条は重要だと思うんです。

一方でインタビューをしているとあらゆるお話をお聞きでき、全部のネタを広告の中に盛り込みたくなるのですが、桃太郎や一寸法師、泣いた赤鬼、金太郎をすべてミックスしたらカオスな話が出来上がる。テーマ(求人広告でいうと「稼げる」「働きやすい」「成長できる」などの訴求ポイント)を絞り、一貫性を持たせて記事にすることで、読みやすい求人広告が出来上がるのだ。

ChatGPTが旋風を巻き起こす世の中で、確かに彼は物語も音楽も求人広告も作れちゃうけど、話し手の本意を理解して、我々の倫理観や人の感情を揺さぶる物語を紡ぐことは、まだまだ先なんじゃないかな。希望的観測ですけど。だから、物語を考えられる人、っていうのは、AI時代においても重要な存在だと思うんだな。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?