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■求人広告の応募数を増やすには?-PART・2-■あなたの頑張りはちゃんとお金になるよ、という安心感を。

私が手掛けている求人広告は20代~30代後半の求職者がメインターゲットです。Web系の求人サイトを通じて、中途採用を考える企業と、転職を検討する上記の方々のマッチングをお手伝いしています。

そんな私たちのサイトで一番多い登録者は接客業の方々。(アパレルや飲食、旅行など業界はさまざま)
出稿される掲載主様はオフィスワーク系(営業、事務、IT系など)が中心なのですが、うちのサイトのデータ上では近年、「コロナ禍で業界の将来に不安を感じたので、安定企業に就職したい」という理由でオフィスワーク系への転職を考える方が多いという傾向がありました。

前回記載した「ターゲットの悩みを考える」という観点から、私はとあるコールセンタースタッフの募集で「接客経験のある人が、めっちゃ稼げる」という訴求軸で広告を作ったことがあります。実際にその企業では新たなプランを電話口で契約できるとインセンティブが入る仕組みで、スタッフが月平均2~3万円ほどインセンティブを獲得していたのです。

未経験でもOKだけど、電話対応なのでコミュニケーション力は求めたい。そんな企業様のご要望と、うちのサイトの登録者である接客業の方々はマッチしていました。

じゃあこの企業様に惹かれるそんな人たちの悩みって何?というと、

・立ち仕事でシフト頑張って入っても給与中々上がらない。損じゃね?
・このまま接客を続けていてもスキルが身につかないし、将来大丈夫かな
・店長になるとますます仕事大変そうだよな…

…などなど、色々考えつきます。
私はこの中で安定感を求めて転職する人々と親和性が高い上記の一番上の悩みにフォーカスし、「あなたの強み(お客様と対話できる力)を生かして頑張れば、ちゃんと稼げるよ」という重心で広告を作成し、採用できました。

例えば飲食店店員の平均年収は、下記の記事だと30代で317万円。
立ちっぱなしだし、体力的にしんどい仕事が予想されますが、子どもがいて家族を養う立場であれば、まあこの金額だときつい。
私の友人もアパレル勤務でしたが、店長になっても入社時と大して給与が変わらないと嘆いていました。

【2022年版】飲食店社員の年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説 | 飲食店社員の仕事・なり方・年収・資格を解説 | キャリアガーデン (careergarden.jp)
キャリアガーデン編集部 2022.04.22

新しい仕事を始めるって、わくわくする反面、勇気がいる。
自分の経験が生きるのか、そして転職後のキャリアがどうなるのか不安な人は多いでしょう。
そんな求職者に安心感を伝えるのも、採用につなげるアプローチの一つなのですな。と感じた事例です。

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