愛してた人へ
あいつに失望する度、自分を傷つけた
あいつに怒る度、また自分を傷つけた
あいつの嫌いなとこ
思い出す度、同じとこ何度も傷つける
痛いよ、息がまともにできないよ
助けて欲しいのに
あいつを想ったところで
傷ついたところに手当てはしてくれない
あいつが残していった
手紙の言葉だけが頼りで
僕は情けないくらい泣いた
お前に見せられないくらい、ずっと
愛されていた、愛していたんだ
そう思い出すから
手紙はもう読みたくない
言葉が刷り込まれていくのが嫌で
また自分を傷つける
なんの意味もないのは分かってるのに
あいつは僕を愛してくれてた?
僕もあいつを愛していた?
君のことは好きだった
愛がなんなのかなんて、分かんない
ただ君に返事をかけないままの僕を
今は許して欲しい
もう少しだけ待ってて
愛してた人へ
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