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第1話:我が家の小学校受験スタート

このトピックについては書くべきかどうか、かなり悩んだ。

どのくらい悩んだかと言うと、年単位で悩んだ。結論から言ってしまえば、長女は私立・国立小学校受験をし、無事合格し、そして現在合格した学校に通ってン年目になる。合格した時点で鼻高々と「我が家のお受験成功ストーリー」とでも書けばそれこそPV数をかき集める事はできたかもしれないが、どうも数年経過した今でもモヤモヤするのだ、、、。

あの紺色一色の世界は一体なんであったのか、と。

先周りして自己弁護しておくと、我が家の小学校受験は決して成功例ではない。いや、結果としてはいわゆる大成功だったのだが、過程がそれはもうボロッボロだったのだ。私はヒステリック気味になり前髪がハゲたし、そんな状態が子に良いはずがない。下の子はというと、受験の間ほぼ放置。そんな努力をしておいて、なぜ受かったのかは未だ不明だし、正直子どもの実力以外の理由も少なからず起因しているのかな、と思っている。なので、「お受験のためのサクセスストーリー」を探しているのであれば、時間の無駄なので、回れ右、でお願いします。

どちらかというと、私のように受験に振り回されまくって疲弊する親子が一人でも少なくなってほしい、そしてお教室業界、どうにかなんねえかなぁという想いで書いてます。

我が家は元々、いわゆる「お受験思考」な家庭ではなかった。むしろ娘が生まれた時点では受験する可能性はゼロパーセントであり、「小学校受験?ないわwwww」と、小馬鹿にしていたくらいなのだ。そこから5年後、どうしてあの紺色一色の「お受験」世界に突進していったのか、、そこについてまず書こうと思う。

そもそも、私立小学校に通う子どもは少ない。全国の私立・国立小学校は全体のわずか1.45%なのである。お受験について書いた所で、需要はごくわずかだろうな、と思っていたのだが…最近、未就学児のお子さんを持つ友人たちから、「実は小学校受験、気になってるんだよね…」という話をよく聞くようになってきたのだ。

確かに全国規模で見ると1.45%に留まる私立・国立小学校だが、東京都内だけで見ると実に全体の4.37%まで来ており、今なお増加傾向にあると言うのだ。(出典:なぜ小学校受験を選ぶのか?私立と公立の違いから考える意味と理由)おそらく受験した人数はさらに多く、受験はしなくとも「気になっていた」レベルだと、実は全体の10~15%くらい行っちゃうんじゃないの!?(※完全に個人感覚なので何の根拠もございません)…と、思い、それなりに需要もあるとふんで書くに至った。

しかし、「気になる」気持ちが湧いてきた直後に、思い浮かべるのがあの姿なのではないでしょうか。この…

小受家族写真

謎の貴族写真!!!

なんなんでしょうね。一体こんなん誰が望んでいるのか。小学校受験といえばコレ!と、数十年前にできたイメージを変えられず、ズルズルと受け継いでしまって形骸化している風習なんでしょうが・・・、正直この見た目にドン引きすること数年、なかなかここを目指そう!という気にはなれませんでした。(そして真っ只中のみなさん、お疲れ様です…!)

で、ここで相当人数が離脱すると思うんです。

「大切な子どもを、小学校受験だけのためのサイボーグに仕立て上げるなんてナンセンス!!!」と。

小学校受験を終えてしばらく経った今、これ、半分正解で、半分不正解だったな、と思っています。

小学校受験のための塾、いわゆる「お教室」は、たしかにサイボーグを目指させようとするという印象を抱いています。特に大手。なぜならその方が儲かるから。

ただし、当の小学校側はというと「普通でしっかりしている子」レベルを欲しがっていて、サイボーグは別に求めていないんじゃないかな、と思います。(一部の学校を除きますが。。)って、いやまあこの「普通でしっかりしてる子」が一番むずかしいんですけどね!!!子どもはみんなメチャクチャですから!

我が家も例にもれず、この紺スーツの世界に入りたくなくて、「いやないないw」→「しかし私立小は気になるなぁ…」→「いやしかしお教室って…えーー…」という心境を行ったり来たりしながら年少・年中の2年間、まごまごしながら過ごしました。

次回>>「小学校受験、してみっか!」


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