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水辺のお話

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トンガリ倶楽部の図書室
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夢日記 アザラシ

この世のどこかにある冷たい海に、定期的にアザラシの群れがやってくる。

やってくるアザラシたちは、みんなして虚ろな目をしている。大きな黒豆が埋め込まれたような、生々しいアザラシの頭部の毛皮を被っており、下半身は毛皮で出来た白いワンピースのような格好をしている。
ほとんどアザラシだけど、少し人間のようにもみえる。
私はセルキーの話を思い出した。人間に化けて出てくる、アザラシの毛皮を被った妖精？ちょ

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星の砂を片手に 【前編】

あるところに、奈帆(なほ)という少女がいた。

奈帆は生まれつき、髪の毛の色が青かった。その青色というのもただ青いのではなくて、海のような色をした美しい髪なのだ。

頭のテッペンは深海のようなコンコンとした深い青、髪の真ん中は青と水色のグラデーションが綺麗で、毛先は南国の海のような、明るいターコイズブルー。

くせっ毛で元々ウェーブ髪なのも相まって、奈帆の髪の毛はまさしく「波」だったのだ。

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