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【シティーハンター】冴羽アパートの間取りを徹底解剖してみた!①(5.5階~6階編)

2020年。世間は鬼滅ブームなわけですが、それにはのっからず、今更ながらシティーハンターにどハマりしている私。シティーハンターの原作を読んでいるとどうしても気になってくるのが、冴羽アパートの間取り。

冴羽アパートは新宿・歌舞伎町にある7階建て(地下には射撃場も)のビルで、まるまる冴羽獠が所有しています。外見は普通のビルですが、中はかなり改造したと思われ、獠と香が住んでいる6階と7階部分はとても不思議な造りになっています。また3~5階には普通の賃貸用の部屋があると思うのですが、部屋を借りている人はいなさそう(連載初期にはいました)。ちなみに1~2階は吹き抜けの駐車場ですね。

作中で何度も出てくるリビングのソファ、リョウの部屋、客間兼香の部屋、キッチン、階段、吹き抜けの書斎……。かなりこだわって描かれているだけに、これらがどういう位置関係なのか、むずむずと気になってくるわけです。ところがネットで検索してみても、納得のいくものが見つからない…。「それならば…」と、獠と香が暮らす6~7階部分を自分で描いてみることにしました。

間取りを描くにあたり、以下のルールを決めました。

・原作に忠実に描く(「ここはこうかな?」という勝手な想像は入れない)

・わからないものは描かない(上と同じことですが、「忠実に描く」ということはつまり、作中で描かれていない部分について勝手な想像をしない。作中にないなら当然分からないので諦める)

建築もデザインも学んだことがない素人が、漫画を片手にスマホの間取り作成アプリを使って描いたものですが、かなり楽しく作れたので自分的には満足です。間取りを把握できると、たとえば背景の窓を見ただけでも今どの位置なのかがすぐにわかったりして楽しいです。そして連載初期から、いかに細かく作り込まれているのかがわかり、改めて北条先生すご…となりました。

CHファンの皆様、何か間違いやご指摘があったら遠慮なくコメントいただけますと幸いです。

それではさっそく…まずは6階です。

6階は大きく、「リビングやキッチンなどの住居部分」と「吹き抜けの書斎」に分かれます。ビルの前方(ベランダ側)が住居部分、後方が書斎ですね。玄関(5.5階にあります)から入る場合、階段を上がって書斎を抜けて、住居部分に行く感じです。

ちなみに住居部分は作中にも簡単な間取り図があったし、何度も出てくるので比較的簡単に描けました。キッチンと風呂を隔てる壁には「のぞき撃退用抜け穴」があります(笑)

↑作中に登場する間取り図

↑キッチンから風呂場をのぞこうとする獠ちゃん(笑)

難しかったのは、7階まで吹き抜けの書斎です。住居部分に比べると登場回数も少なく苦労しました。それにしても、ものすごい蔵書量。「キャッツ・アイ」のほか、軍事関係の本、法律書や哲学書まで…。普段はおちゃらけてる獠も、実はここで調べ物したり勉強したりしてるのかも。

↑書斎は7階含めて本棚が壁一面にずらり

↑「キャッツ・アイ」発見! ほかにも難しそうな本も...

↑小さな1コマですが、それぞれの動きがよく分かるすごさ。

さて、次に玄関です。玄関はとても不思議な場所にあり、なんと5階と6階を結ぶ階段の途中、つまり踊り場にあります。これは海原来訪時の場面を見るとわかりやすいです。玄関扉を開けるとすぐ目の前には非常口もあり、これはビル横の非常階段につながっていると思われます。変な造りですが、玄関を6階ではなくあえて5.5階にしたのは獠なりの考えがあってのことだと思います。侵入者が来たときに時間稼ぎできるとか、かな…。ちなみに玄関を出た先の階段を降りたところが、槇村兄にそっくりな北尾刑事が借りた501号室ですね(5階の他の部屋については未登場なのでわかりません)。麗香の初登場回では、5階の階段のところで香が受付をさせられたこともありました。

↑受付をさせられる香ちゃん(笑) これは玄関先の階段を下りた5階部分です。

長くなってしまったので、獠の部屋がある7階は次回に続きます。

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