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御伽原江良さんの引退、葛葉さん・竜胆尊さん騒動を経たにじさんじの今後予測

先日、人気VTuberプロジェクト「にじさんじ」に激震が走る出来事が立て続けに起こりました。

一つは御伽原江良さんの卒業、そしてもう一つは葛葉さん・竜胆尊さんの同棲疑惑浮上です。

二つの出来事の詳細な経緯については他の記事などに譲りますが、一VTuberプロデューサーとして、今後どのような展開が予想されるかという話や、自分の学びにできる部分を個人的にまとめました。

御伽原江良さんの引退

引退の際のメンバー限定配信の内容が切り抜きされてしまったことには、私もやるせなさを感じずにはいられませんでした(信頼しているからこそ最初にメン限で伝えたであろうに)。

ですが、彼女の引退自体は概ね円満だったのかなと思います。

もちろん表で言っていることが真実である証拠はありませんが、どのみち真意までは知る由もありませんし、余計な詮索をするのは彼女も望んでいないでしょう。

御伽原さんの引退後、視聴者たちは同じにじさんじ内の別の場所に流れると考えられます。

ファンとしては彼女のいた場所・彼女と関わりのあった人の近くで過ごしたいと思うのが一般的です。
(彼女の卒業について、仲の良かったライバーが配信で触れることを期待している人も少なくないと思います)

そしてそれぞれにとって居心地の良い場所を見つけ、定着していくでしょう。

にじさんじという箱自体には興味のない、御伽原さん単推しの方がホロライブやその他の場所に流れていくという可能性はありますが、特筆するほど多くはないと考えられます。

彼女の持っていた売上の分、一時的に収益は落ち込むと思いますが、他のライバーが徐々に吸収しにじさんじ全体としては回復していくだろうというのが私の予測です。

同棲疑惑の影響

一方、葛葉さんと竜胆尊さんの件ではそうはいきません。

御伽原さんのように、寂しくも新たな門出ということでポジティブに捉えることのできる卒業(引退)ではなく、こちらは完全にネガティブな話題。

すでにSNSではメンバーシップの解除報告なども見受けられます。

今回の件に関していちから側から声明が出るとは思っていませんが(特に恋愛禁止等のルールはないためそもそも説明責任がない)、説明を要求している一部のファンも。

公式側から声明がないことが箱全体への不信につながると、双方のファンが他のにじさんじライバーにすらも流れていかなくなる可能性があります(VTuberとは全く異なるジャンルへの流出も有り得ます)。

両者とも多くのファンを抱えているライバー(特に葛葉さんは2020年のスパチャ額が世界12位にじさんじ内1位 ※PLAYBOARD参照)なだけに、これはいちからにとっても大きな痛手です。

ただしその影響が永続的かといわれると、そうでもないと思います。
炎上騒動は時が経てばどんな内容でも沈静化していくものです。

特に交際問題では、時間が経つにつれて「もう別れたんじゃないか」という雰囲気が醸成されていき、ファン側も次第に気にしなくなっていきます。
(実際、最初に疑惑が発覚した段階からかなり月日が経っているため「二人は既に別れているのでは」と思っていたファンもいるようです)

この二人の影響による大幅な収益の落ち込みは避けられないと思いますが、時間をかけてゆっくりと回復していくと考えられます。
ただし、以前の葛葉さんのような破竹の伸び方はもう戻ってこないかもしれません。

今回の学び

御伽原さんの卒業は「やりたいことが見つかった」というのが理由なので、これは会社側ではコントロール不可能だとは思いますし、ちゃんと送り出すという企業側の姿勢は評価すべきものであったと思います(もちろん稼ぎ頭として多少の引き止めには遭ったかもしれませんが)。

葛葉さんと竜胆さんの件から学べることがあるとすれば、「それまでどんな信頼・愛情・愛着を積み上げられていたとしても、それらはちょっとした出来事で崩壊する」というところでしょうか。
VTuberは手っ取り早いファンビジネスのように思われがちですが、裏を返せばこういった脆さも包含しています。

二人が所属することになった詳しい経緯について正確なことはわかりませんが、たとえ一方がもう一方の紹介で入っていたとしても、二人の深い関係性までいちからに事前に把握しておけというのは酷だったでしょう。
(あるいは関係性を知りながらも、当時はここまで人気の出る事業だと想定していなかったため重要視していなかった?)

ただ、これだけの人数のライバーが所属していれば、他にも様々な恋愛が水面下で行われているはずです。
マニュアルとまでは言わずとも、人気商売である以上多少のケアは必要だったと思います。

恋愛以外にも人間関係の話でいえば、昨年夢月ロアさんと金魚坂めいろさんの騒動もありました。
人がたくさんいれば当然トラブルも発生しますし、「個人に任せています」で片付かない問題はこの先も起こる可能性が高いでしょう。

そんな時、細やかに各ライバーのケアをできて、かつ企業としてのイメージ戦略にも配慮できる「参謀」のような個人、ないしチームが必要なのではないかと思いました。

今のところグループVTuberなどのプロデュース予定はありませんが、何かあった時の備忘録として残しておきます。

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