娘が断片的に口ずさむ歌への考察
2歳になった娘は保育園でたくさんおうたを覚えてくる。
いつも知らないうたを断片的に歌ってくれるので、親はその特定作業に日々勤しんでいるのだが、これがなかなか興味深い。
少し前は熱心に、「オーイオーイ、カンカンクン!」と何度も歌っていて、一体なんの歌なんだ?と疑問に思っていたのだが、保育園の先生から聞いた情報も合わせて夫が「おーいかばくん」という歌だ!と特定した。(夫、ファインプレー!)
やわらかそーで、って二回繰り返すところが良い。
とてもかわいい歌詞の歌。
先日、水族館に行った時にも不思議な歌を歌っていた。
「すいようびーすいようびー、それでもーやっぱりーぺこぺこーしたりー」
と何度もこのフレーズのみを繰り返す。
娘の歌い方はなんとなく心ここにあらず、といった様子で、歌詞もなんだか物悲しい。
思わず、何か取り返しのつかないことをしてしまってぺこぺこ謝っている水曜日の会社員を思い浮かべてしまう。
月曜と火曜に何があった。
きっと月曜になにか失敗をして、火曜に謝ったけどまだ鎮火せず、水曜にもやっぱりぺこぺこ謝罪しながら過ごしたんだろう。なんて世知辛い歌なんだ・・・。
土曜日の水族館。
楽しそうな休日を過ごす他の家族を尻目に、そんな想像だけが膨らんでいく。
そんなことを考えながら「水曜日 ぺこぺこ 歌詞」でググってみたところ、なんとあの『はらぺこあおむし』の歌だった。あーだから曜日が出てくるのか。
さすが有名絵本の歌。すぐさま判明したことによって私の脳内で繰り広げられた悲しき物語は即幕引きとなった。
「水曜日 水曜日 すももを三つ食べました それでもまだまだ おなかはぺこぺこ」
この部分をうろ覚えながら歌っていたんだなあ。
水曜日の会社員の歌じゃなくて本当に良かった。(私の今のメンタルに響くぜ)
しかし結構尺が長い。絵本一冊の内容が入ってるから仕方ないけど。
これは覚えるの大変だ。
子供って歌が本当に好きだなあと改めて思う。
このおうた絵本にもちっちゃいころから本当に助けられた。
生後五か月くらいから持っててボロボロだけど、二歳の今もずっと遊んでくれてる。神おもちゃ。