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不安から逃げること


昨日のこと。


学校へ休学など諸々の相談をしに行った。
私の通っている大学には、科目等履修生という制度があるらしい。
全部の大学にあるのかな?よくわからないけど。

卒業単位を取得し終えて卒業してからも、そのまま大学で履修したい授業を受けることができると言う制度だ。
つまり、卒業してからも学生の期間を一年延ばせると言うこと。

私は教職課程を履修していて、今年度に教員採用試験と教育実習を控えていた。
だけどパニック障害が悪化してしまって、そのどちらも一旦見送りにしたい、このままではダメになってしまうと思い、教育実習を辞退した。

教育実習を終えなければ、免許は取得できない。

卒業単位はほぼ満たしているけれど、私は教員免許を取得しないで卒業するなんて本末転倒だと考えていたから、休学を視野に入れていた。


学部事務の人に言われたこと。
この一年を休学してしまうと、卒業や就職を一気に来年しなくてはならなくなる。
今年の1年間は、卒業単位のみの取得を考えれば授業数も少ないし、通学もほぼない。
つまり、卒業だけを目標にして治療しつつ今年は過ごし、教育実習を卒業後に行えばいい、ということだった。

今の私の状況にとっては、かなり良い制度ということで、科目等履修生として学生期間を一年伸ばす方向にしました。


私が心の中で一つ、もやもやしていること。
それはカウンセラーの方に言われたこと。

「パニック障害の人は不安に呑み込まれてしまい、いろいろなことができなくなっていきます。
なので、不安だからと言う理由で何かを諦めてしまうと、パニック障害に負けてしまうんです。」


確かにな、と思った。
不安だからもう快速電車には乗れない、映画館も狭いから無理かも、新幹線も無理かも、飛行機も無理かも‥
と、永遠に不安は生まれてくるし、その分行動が制限されていく。

私は、今の症状を考えて、教育実習を一旦先延ばしにすることを選択した。

これは、不安に負けてしまった、屈してしまったから取った行動なのではないか。

パニックが起きて教育実習が台無しになったら嫌だ‥と言う、不安。

カウンセラーには、パニック症状と戦いながらも教育実習をやってみたら良かったのでは?と言われた。
そこでうまくいかなかったら諦めればよくて、最初から先延ばしにしては不安から逃げているだけになってしまうよ、と。

そのとき私、確かに自分は逃げてたかも、と思って胸が苦しくなりました。
でも、それは私が元気な状態でその言葉を聞いたからだとも思うんです。
パニックが起きている時には、こんな苦しい思いをして教育実習なんて無理だ、と強く思うから。

私は、パニック障害に人生を台無しにされたくないからこそ、教育実習は万全の体制で臨みたいと強く願うからこそ、一度治療に専念するという選択をしたと言いたい。

ある種の逃げだったんでしょうかね。
向き合うための逃げだったのか、ただ不安から逃げてしまったのか、考えても考えてもモヤモヤする。

私のとった行動が正しかったのかどうなのかは、わからない。

皆さんはどう思いますか?
皆さんならどうしますか?

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