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Q&A クラスはいくつありますか?
組合様からクラスはいくつあるかという質問を受けることがあります。
当センターにはクラスは1つしかありません。
さまざまなレベルの実習生が一つの教室でいっしょに勉強しています。
レベルの高い人がいても、初級レベルを勉強して意味があるのかという疑問が湧いてくるかもしれません。
以下に一つの教室で勉強するメリット・デメリットを挙げてみたいと思います。
デメリットのほうがすぐに挙げられそうなので、デメリット→メリットの順で書いてみたいと思います。
デメリット
・日本語のレベルが低い人がいると授業のリズムが崩れる。
・リズムが崩れるので、たくさんのことが学べない。
・リズムが崩れるので、学習者の集中力が切れることが多い。
・自分にとって学習済みの内容が出てくる。
・できない人がいると気になる。
メリット
・レベルの高い人がいるので、目標にできる。
・学習者同士で教えあえる。
・さまざまな国の人がいることで、異なる考え方に気が付ける。
・レベルの低い人がいてペースダウンするので、ゆっくりじっくり学ぶことができる。
・できるようになるまで練習できる余裕が出てくる。
・学習済みの内容ももう一度勉強することでしっかり記憶できる。
・できない人に教えることで理解がさらに深まる。
・教え合う・助け合うことで交流が生まれ、人間関係が良くなる。
研修センターでこのように日本語を学ぶことで、語学力を付けるだけではなく、「他者への気遣い」ことを学ぶこともできます。
「この他者を気遣うことができる」能力は、万人が持っているとは思いますが、その能力を使ったことがない、その能力に気が付いていない人が多いと私は感じています。
他者を気遣う人は、周りをよく見ている人です。
周りをよく見る人は、いろいろなことに気付くことができます。
いろいろなことに気付くことで、その原因・背景をいろいろ想像します。
このように考えを巡らせることが、のちのち仕事にも生きてきます。
ですので、実習生には周りをよく見て、気が付いたら行動するように言っています。
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