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【041】人間キラリティー【soL】

豪雪の時期を乗り越えて、街はそろそろ若葉が芽吹く時期へとゆっくり移り変わっているように見えます。皆様いかがお過ごしでしょうか?

朝起きて、徐に鏡を見ると「ウッワ変な顔...」となること、ありますよね!?ありますよね!?今日も起床してすぐこの感情を抱きましたsoLです!このnoteには二回目の参戦となります!宜しくお願い致します!(ちなみに歴代「soL君、○○に顔似ているね!!」と言われた中で最高ランクだったのはチュートリアルの徳井さん、最低ランクは吐瀉物です。)


 さて、餅果実文社第三回合同誌「あちら」「こちら」の頒布が間もなく3月1日から開始です!自分は前回「ごらく」に引き続き、「特別枠」として、「あちら」においてコラム的なものを担当させていただきました…!初参加のメンバーも多く、他の皆さんの作品もとても素晴らしいものとなっています!マーヴェラスです!どうぞTwitterアカウントや以下のフォームをご確認下さい!多くの皆様の手に取っていただければ幸いです!


「鏡」という単語は、化学の世界ではけっこう目にする語であったりします。有名な化学反応である「銀鏡反応」や、反射の一種である「鏡面反射」など、以外と鏡の名がつく用語が多いのです。ここでは「鏡」のつく化学用語で、かつ自分のコーナーのタイトルにも入れている「鏡像異性体」のお話を少ししようかと思います。


化学の世界においては、「鏡に映すと構造や位置が変化するような物質」は、別の性質を持っており、別々に扱う事になっています。例えば下図の左右2つの物質(どちらも乳酸という物質です)は、同じように見えますがよく見るとHとOHの位置が異なっており、左の構造を鏡に移すと、ちょうど右の構造になります。このとき、2つは化学的に同一の性質を示さない事もあり、2つは別の物質として扱います。この性質を「キラリティー(chirality)」と呼び、この性質を示す物質を互いに「鏡像異性体」と呼びます。

「わかんね~!!」って思ってくれて大丈夫です!自分もまだ完全に理解していません!!!よく言われているたとえとして、「右手と左手の例」があります。右手は鏡に映すと左手になりますが、鏡を使わなければ重なる事は無いですし、右手と左手は別物、つまり「鏡像異性体」という事になります。

高校の化学で習う内容のはずなのですが、高校時代、化学の授業はずっとうたた寝をしていた自分にとって、このワードについて初めてしっかり学んだのは大学に入ってからでした。物質の組成とかつくり自体は一緒なのに!ただ位置が鏡になっているだけで、別の性質を示すようになるのですよ!化学の世界って面白いですね!!


 この事を学んだ後、たまに「自分が見ている鏡の世界と実際の世界ってけっこう別なのでは?」と思うことがあります。実際の自分とはどうしても重ならないもう一つの鏡像異性体の自分やモノが鏡には映っていて、実際の自分は鏡の印象とは全く違うのでは...と。往年のドリフターズのコントで、鏡に映った自分の姿や行動が自分と全く違うというコントがありますが、そういう調子で実際の鏡で見ている自分の姿はもっと吐瀉物寄りなのでは...とやけに自意識過剰な思いが巡り巡り、昼も眠れないです。夜は眠れます。


たった今、「chiraliん☆レボリューション」というしょうもない単語が思いつきましたが、深掘りはしません。上述した考えは全くもって非科学的であるし、ファンタジーではあるのですが、このような妄想をしている時は、とても楽しいです。自分は美術の才能も、文才も無いですが、「妄想」という形で、これからも何らかの創作に関わっていけたらな...と思います。


因みに、こんなタイトルなのにも関わらず、自分のコーナーに鏡像異性体要素はありません。せめてもの化学要素として恐らく自分が世界で最初に妄想したであろう「化学構造式アナグラム」をプレゼンしています!是非どうぞ!!以上soLでした!次は鏡の「あちら」側でお会いしましょう!

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