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作業所という名の奴隷労働施設 人間みな平等なわけないじゃん

私は精神障害者手帳を5年くらい前から持っている。
等級は2級だったり1級だったりで、B型事業所(いわゆる作業所)に2,3年ほど通っていた。

作業所のことを私は「奴隷労働施設」と呼んでいた。
そう呼びたくなるほど、奴隷扱いされていると感じたからだ。

週3日・3時間作業をして、月給は3,000円ほど。

計算したら時給は83.3円。
爆笑モンである。

作業所には身体・知的・精神、色んな障害を持った人がいて、身体的に介助が必要な人や急に叫びだす人、独り言をブツブツ言い続けている人など多種多様だった。
でもみんな生きていて、職員に指示された作業をその人なりにやっていた。

それなのに、時給83.3円。
別に私たちは障害を持ちたくて持っているわけではないのに、人間として扱われることはない。

私は特に神経を使う作業をさせられていて、毎回「労働力を搾取されている」と思いながら手を動かしていた。
あまりにも馬鹿らしくなりその後作業所をやめ、今は何もしていない。
社会との繋がりはなくなったが、1時間83.3円でしか私の労働力が評価されないならそんなもの何もしないほうがよっぽど有意義な時間になると思った。

作業所に通う大体の障害者の目は死んだ魚のようだ。
私も死んだ目で通った。
作業をする意味があるのか?
そもそも生きてる意味があるのか?
とか、作業中に色々考えて憂鬱になった。

そろそろ選挙の時期ですね。
私はどこにも投票できない気がしている。
この奴隷労働施設の現状とかを知っている候補者はいるのだろうか。
というか障害者は自力で投票所に向かえない人が多いから、公約とかそういうのにも書かれてないのだろうな。
書かれていたとしても、なんか他の公約が過激とかで結局私はどこにも投票できないと思う。

選挙行きます!行きましょう!って言ってる人たちは健康な人なのかな。
体調が悪いと選挙どころではないのが本当のところ。

人間みな平等なんて嘘。
みんなつらい思いしながら生きてる、なんて嘘。
つらいの度合いが絶対違う。
色んな障害者の断片を見て、そう感じた。

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