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時代と共に変化している市場ニーズ

1900年から近代に至るまで、今までに無いスピード感で市場は変化し、
ユーザーの求めるもの自体も変化してきました。
今回は、事業を作るうえで大切な市場の変化をコトラー氏が提唱している
マーケティング1.0から5.0を軸に紹介していきたいと思います。


■マーケティング1.0:製品中心のマーケティング

時期:1900年代〜1960年代
製品の生産と販売
この時代のマーケティングは、製品の品質と機能に焦点を当てており
企業は製品を大量生産し、効率的に市場に供給することを重視していました。
なので、簡単に言うと、いかに商品を安く売り、利益を最大化させることが最大に目的でした。
ですので、CMなどを打ちまくって認知度上げて売れてくれ!というような感じです笑→「スプレー・アンド・プレイ」戦略
例:フォード・モーターのT型フォードの大量生産と販売。
※4P分析爆誕!

■マーケティング2.0:顧客中心のマーケティング


時期:1970年代〜1980年代
技術の進化によって差別化されてない商品が数多く誕生した結果1.0時代の認知を高める戦法による薄利多売だけでは企業が生き残れなくなってきました。
その中で顧客ニーズを知ることが重視された時代になり。買い手を主軸においたマーケティング施策が主流となりました。
例:コカ・コーラやペプシのブランド戦略と広告キャンペーン。
※STP分析爆誕

■マーケティング3.0:価値中心のマーケティング


時期:1990年代〜2000年代
インターネットの普及と共にデジタルマーケティングが主流になり、
消費者は機能や価格だけでなく、企業の社会的責任や価値観にも関心を持つようになりました。
要はその企業はどのように世界を良くしてくれるの??という観点ですね。
例:パタゴニアの環境保護活動を中心としたマーケティングキャンペーン。
※3iモデル爆誕

■マーケティング4.0:自己実現のマーケティング


時期:2010〜2019年代
3.0で生まれた社会的な価値から消費者の精神的価値を満たすこともサービスに求められるようになりました。
この背景にはSNSの発展など、それぞれの消費者が【なりたい自分】を気軽に全世界に発信できるようになったことが強く影響しているのだと思います。
なのでマーケティング4.0の目標は、ただ商品を認知してもらうだけでなく、商品のファンになってもらい、顧客自ら商品の推奨をしてもらうことです。例:スターバックスのモバイルアプリを通じた顧客エンゲージメントとロイヤリティプログラム。
※5a理論爆誕

■マーケティング5.0:テクノロジーを軸に顧客体験価値の向上


時期:2024年現在
様々な先端技術(AI、IoT、ロボティクスなど)を活用して、よりパーソナライズされた顧客体験を提供することが重要視されるようになってきました。ですので顧客のデータをリアルタイムで分析し予測分析や自動化されたマーケティング戦略が主流。
例:アマゾンのAIアシスタントAlexaを活用したパーソナライズド・ショッピング体験。


上記紹介Noteを書いてきましたが、
そもそもマーケティングという学問は大量生産大量消費の時代に生まれ、
いかに商品が最適化された形で市場に流入させることができるかを追求するため生まれました。
しかし、技術の進化に伴い変化を続け、現代ではデータの利活用やAI等の時代の流れに沿った形で各企業の新しいマーケットへの最適化の形を提供しています。
既存事業にデジタルの力を乗せてさらに会社の業績を伸ばしていく、今の事業とはまた違う形でデジタルを活用して事業を作っていく。
いずれのケースでもアクトビは伴走支援にて戦略からプロトタイプ開発、実証実験までを支援いたします。
是非ご相談ください。

用語解説


★5a理論
認知(Aware):商品・サービスを知る

訴求(Appeal):商品を識別・記憶する

調査(Ask):評価や口コミを調査する

行動(Action):商品・サービスの購入・申し込み

奨励(Advocate):他者へ勧める

★3iモデル
「ポジショニング」「ブランド」「差別化」という3つの側面から見るフレームワーク

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