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見方ひとつでがらりと転換してしまう世界~今日のコトバアツメ~

月並みな意見かもしれないが、僕らの暮らしている世界はありようは往々にして、見方ひとつでがらりと転換してしまう。光線の受け方ひとつで陰が陽となり、陽が陰となる。正が負となり、負が正となるなる。そういう作用が世界の成り立ちのひとつの本質なのか、あるいはただの視覚的錯覚なのか、その判断は僕の手に余る。 村上春樹『一人称単数―謝肉祭(Carnaval)―』より

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