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おままごとから、思うこと

私は、次女ちゃんの潔さとシンプルさがとても好きだ。

特に、姉弟でおままごとをしている時の彼女の言葉が面白い。

次女は今8歳で、姉の長女が10歳、弟の長男が4歳である。

彼女は姉と遊んでいても、弟と遊んでいても、変わらない。

変わらず、潔くてカッコいい。


例えば、こんな会話があった。

長女「あなたの好きな色はな~に?」
次女「好きな色?そんなの気分よ。今日は赤ね。」
長女「え?気分?一番好きな色は何?」
次女「好きな色なんて毎日変わったっていいじゃない?今は赤の気分。」
長女「一番って聞いてるのに、よくわからないわ。」
次女「一番なんて毎日変わっちゃうわよ。」

他にも、

次女「ねーえ!やめて!!」
長男「やだよぅ。これやりたいの!!!」
次女「私だってやりたいんだよ?」
長男「えぇ~。やりたいのぉぉぉ!!!」
長女「あなた今お母さん(役)でしょ?譲りなよ。」
次女「なんで?お母さんだってやりたい時はやりたいの!」
長女「お母さんがわがまま言ってるぅ~!」
次女「お母さんだって人間なんだからね!!!」

さらに、

長女「ねぇねぇ、〇〇くんのどこが好きなの?」
次女「ん?どこって、好きだから好き。」
長女「え?好きな理由聞いてるんだけど。」
次女「え、好きって思ったから。」
長女「だーかーら(笑)どこが好きなの?って聞いてるの。」
次女「うーーーん。会いたいし、もっと喋りたいって思うから。」
長女「へ?顔とか性格とかじゃなくて?」
次女「〇〇くんのこと考えてると幸せな気持ちになるんだよね。」
長女「へ~え。」
次女「焼肉の匂いがしたら幸せな気持ちになるじゃん?それと一緒!」
長女「焼肉?!」
次女「〇〇くんの顔が浮かんだら幸せ!だから好き!!」

と、こんな感じで、次女から出てくる言葉に、
私はいつもハッとさせられる。

理由とか理屈とかじゃなくて、好きなものは好きと言い切る潔さ。
固定概念に縛られない自由な発想。
8歳にしては妙に大人びた口調や言い回しになるところ。

面白いなぁ…と思いながら、いつもこっそり聴いている。

そして、これはおままごと中にしか聴けないところもまた面白いのだ。

食卓やお風呂で同じ質問をしたとしても、
照れながらモジモジして答えることが多い。

好きな色は?と聞かれたら
「ピンクかなぁ…」と答える。

〇〇くんのどこが好きなの?と聞かれたら
「うーん、優しいところぉ」と答える。

彼女の中に切り替えスイッチがあるのか、
おままごと中には何かになりきっているように見える。


と、今ここまで書いてきて、ふと思った。

そういえば、長女もおままごと中にはめちゃくちゃおちゃらける。

普段は照れ屋さんで、人前でふざけたりするタイプではないけれど、
おままごと中には全力で変な声を出したり言い方をしたり、表情も豊かだ。

長女にしても、次女にしても、おままごとの中では
いつもの自分とは違う自分を解放できるのかもしれない。

何かになりきったり、違うキャラクターを憑依させることで、
普段出さない自分の一面を楽しんでいるのかもしれない。

そう考えると、彼女たちにとって、
おままごとは自分を解放させることができる大切な時間になっているのかもしれないなぁ…。

日常の何気ない会話や、遊びからも気付けることはたくさんある。

こどもたちから考え方のヒントや新たな視点をもらうことも。

考えることが大好きな私にとっては、楽しくて仕方がない。

たくさん学ばせてもらおう!!

時間も愛情もエネルギーも「与える」だけじゃないんだよね。

一緒にいられる時間を、大切にしていきたいな。

(※書きたいことがとっちらかったけれど、このまま残します)



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