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音源を聞かずにSIX KICKS ROCK'N'ROLLツアーに行ってみよう

クロマニヨンズの名曲「今夜ロックンロールに殺されたい」が凄く好きだ。
本当にカッコいいロックンロールは
俺達人間なんかじゃ手懐けられない。
「ロックで〇〇したい」なんて烏滸がましい事この上ない。
俺みたいな人間はいつだってロックンロールのなすがままにされる事しか出来ないし
それが最高に気持ちいい。

そんなロックンロールへの最上級の敬意を払ったフレーズが
「今夜ロックンロールに殺されたい」な気がする。



そんな名曲が収録されたアルバム、jungle9のツアーぶりにクロマニヨンズのライブを見てきた。
今調べたら実に7年ぶりらしい。
そんなに長い期間クロマニヨンズを見ていなかった事にさえ気付かなかった。
感覚的には精々3年ぶりくらいのつもりだった。


今回のツアーは、昨年クロマニヨンズが行っていた6ヶ月連続シングルリリース企画の集大成的なアルバム、
SIX KICKS ROCK&ROLLのツアーだ。

僕は今回のライブに個人的に一つテーマを決めてライブに臨んだ。
そのテーマは「 SIX KICKS ROCK'N'ROLLを聞かずにライブに行く」と言う事だ。


実はサブスクに登録してから、サブスクにあるバンドばかり聞いており
久しくクロマニヨンズを聞くことがなかったのだ。
アルバムで言うとBIMBOROLLが最後に聞いたアルバム。
LUCKY&HEAVEN以降の楽曲については今年の頭まで聞いた事も無かった。

そんな中、昨年末に知り合った人がクロマニヨンズ好きで、
クロマニヨンズの話題をしているうちに久しぶりに聞いてみようとなった。
今年の頭に
LUCKY&HEAVEN
レインボーサンダー
PUNCH
そして、 SIX KICKS ROCK'N'ROLL
と、聞きそびれていたアルバムを一通り借りて聞いてみた。

個人的にPUNCHのアルバムがかなり好みで、PUNCH
そして久しぶりに聞いたクロマニヨンズがやっぱり良くて
過去の音源、特にCAVE PARTYばかり聞くようになった。



そんな中で誘ってもらった SIX KICKS ROCK'N'ROLLのツアー。
クロマニヨンズ熱が再熱してる僕は二つ返事で参加を申し出た。


なんだかんだ言ってもライブでは知ってる曲を聞けた方が正直楽しい。
だから僕は、好きになりたてのバンド等
あまり楽曲を多くは知らないバンドのライブに行く時は
そのライブでやると思われる曲をある程度聞いてからライブに行く。
極力曲を知ってる状態を作り上げてライブを楽しもうとするのだ。

こういう行動を行う人は結構多いようで
世間的にこのような行動を「予習」と言うらしい。


ライブの誘いを受けた際、
ほとんど SIX KICKS ROCK'N'ROLLのアルバムを聞いていなかった。
だからライブまでに、そのアルバムを予習しようかなと思った。

しかしウォークマンでクロマニヨンズを検索すると、やっぱりPUNCHを聞いてしまう。
それに日々生活していく中で
ピーズやハヌマーン、どついたるねん等
クロマニヨンズ以外のバンドを聞きたくなるタイミングが多過ぎた。

また、
やっぱりロックンロールってのは
聞きたくなって聞くべきで、聞こうと思って聞くなんて間違いだ。
どうせヒロトマーシーの歌ってのは
生きてく上で絶対に聴きたくなるタイミングがある。
その「聴きたくなった時」に聞くのが正解だってことを27年生きて、既に知っている。(それに気付いたきっかけについてもいつか書きたい)



…なら逆にアルバムを聞かずにライブに参戦しても良いじゃないか。
昔ヒロトも「ライブ観に行くのに予習なんて必要ない」って言ってたし。

正直他のバンドのライブで、
こんな観戦のしかたをするとなると
「全力で楽しめるかな…」って不安が残ってしまう気がする。
先にも述べた通り、知ってる曲がいっぱいの方が楽しいと感じるような、
音楽の楽しみ方が下手な人間だから。

だけどクロマニヨンズのライブには、
そんな不安を一切感じない。
絶対に楽しいと言う確信がある。

だから、こうして「音源を聞かずにライブに行く」なんてライブの楽しみ方に挑戦?出来るのはクロマニヨンズだけだ。ちょうど良いじゃないか。

楽曲を知らない状態でライブに行ってみよう。
そう決めた途端、なんだか凄くワクワクしてきた。

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