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GRⅢxと2023年。

「いいカメラですね」と声をかけられると、わたしは「ふふ」と笑うことしかできない。
たとえば喫茶店などで写真を撮ってもいいですかと確認したあと、コミュニケーションの一環としてお店の方から言われることがある。本当によくある。そして毎回わたしは「ふふ」と笑う。

なんだけど、手持ちのカメラがGRⅢxだけの時、それがほとんどなくなる。

ちいさくてシンプルなつくりだから、そこまで目を引かないのかもしれない。その事実がわたしにとってあまりにも心地よく、この1年の間に何度も救われた。
たまに初手が「それ何世代のやつですか?」だったりして、まるで居合切りにあったような気持ちになることもあるのだけど。そういう方は大抵カメラがすきで、そのあと盛り上がる。


前置きが長くなりましたがちいさくてシンプルだけど実はちょっとすごいカメラ、GRⅢx(以下、GRと記載)を購入して1年経ちました。何かしら備忘録的にまとめようと思い立ち写真をセレクトしてみたらとんでもない数になってしまいどうしようかと考えを巡らせたのですが、2023年を振り返る意味も込めて月別で載せることにしました。だいぶ削りましたが、写真、多いです。

一月

一枚目から撮影者がわたしではないのですが、GRは置いてあると誰でも簡単に使えてとてもいいです。

氷点下5℃を北陸で経験したのは初めてでした。空気も雪も、いつもと違って不思議な感じ。

二月

中華屋さんのオムライスがすきです。

三月

以上、ぽくないですが滋賀・京都旅行より。
そして春へ向かいます。

四月

そうだ、今年はいつもより桜の開花が早かったですね。

これは仕事に疲れて新緑森林浴をしてます。

たしか、オムソバ飯です。

五月

五月、極端に写真が少なくて、たぶん目が回るほど忙しかったんだと思います。ほとんど記憶がない。

六月

祖母が亡くなって、ちいさな葬儀の前後でたくさんたくさん写真を撮りました。ひつじのぬいぐるみは生前祖母がよく一緒に寝ていたもの。共に火葬したため、もうこの世にいません。

七月

八月

九月

このあたりからすこしずつ元気になってきて、それに伴い写真の数が膨大に。ありすぎて選べない。

ラーメン屋さんのごはんメニューは魅惑的。

十月

なぜかわからないけどこの写真がすきです。大きな虹が出ていて、ひどくはしゃぎました。

また森林浴してますね。

十一月

この日、NikonD90・Pentax67・GRⅢxの3台で挑んだのですが、あってよかったGR!という気持ちでした。

十二月

以上です。

おわりに

GRはホームランバッターではありません。もちろんこれはあくまでわたしにとっては、の話です。数えたわけではないですが、他のカメラと比べると所謂撮れ高みたいなものが極端に少なく感じます。最近ではカメラを複数台持っている時にGRを取り出すことは少ないです。

1年の中で「手放してもいいかも」と思うことも何度かありました。けど、その度に配偶者が呪文のように「そのカメラを手放してはいけないよ」と言うのです。それを聞いて(たしかになあ)と思い直すまでが一連の流れです。

この一台だけでいい、とはどうしても言えないのですが、ないと困る。
もともと自分の撮る写真に「日記的要素」が多分にあるのですが、GRⅢxはさらに一段詳細な日記のような感じです。ちょっと恥ずかしいことやつらいことなんかを本音で書いてあるような。不特定多数の人に見せるのは憚られるような。

あと、SNSではほとんど載せていませんが、GRⅢxを購入してから親しい人をより頻繁に撮るようになりました。自分自身が構えなくていいのと、相手も構えずにいてくれるので、お互い肩に力が入らず、普通が写真に撮れるところがお気に入りです。

たぶん、2024年も手放さずにいると思います。また1年経った時、写真がどんな風に変化するのかたのしみです。

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

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