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イベント・展覧会レポート

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#展覧会

『今竹七郎展』 西宮市大谷記念美術館

 11月1日に西宮市大谷記念美術館で開催中の『今竹七郎展』を観に行きました。没後20年を記念した回顧展です。今竹七郎さんは、輪ゴム「オーバンド」のデザインやメンソレータムのナースのデザインをされた方です。私は今竹さんのお名前は存じ上げていましたが、作品と結びついていませんでした。今竹さんの作品数は膨大で、目を惹きつけられるような魅力的な作品が多く、見ていて楽しい気持ちになりました。  以下に展覧会の紹介文を転載します。 「今竹七郎」という名前は知らずとも、輪ゴム「オーバン

京都市京セラ美術館へ

 今年5月26日に京都市美術館が「京都市京セラ美術館」と名称を変えて、リニューアルオープンしました。京都市美術館には何度も行きましたが、「京都市京セラ美術館」には初めて行きました。鴨川を渡って平安神宮の方へ歩いて行きます。  美術館に到着しました。元の建物も残っていますが、入口のエントランスから新しくなった感じがよくわかります。この日私が見た展覧会は、杉本博司『瑠璃の浄土』展と、木村翔馬『 水中スペック』展です。  杉本博司『瑠璃の浄土』展は、事前予約が必要でしたので、前

熊谷守一展 『わたしはわたし』

 今日、兵庫県の伊丹市立美術館で開催中の熊谷守一展に行ってきました。  伊丹市立美術館のホームページから展覧会の概要を引用します。 単純な形態と明瞭な色彩を特徴とする画風「モリカズ様式」で人々を魅了しつづける画人・熊谷守一(1880-1977)。 明治・大正・昭和を貫く97 年の生涯と、70 年を超える画業を全うし、その風貌と人柄から「画壇の仙人」「超俗の画家」と呼ばれています。しかし、この世俗から離れたイメージが独り歩きし、時に作品そのものへの評価と混同されることもあり

『ヤン・ヴォー』展 国立国際美術館

昨日、大阪中之島にある国立国際美術館で開催中の『ヤン・ヴォー』展に行きました。  展覧会の概要です。 国立国際美術館は、世界で最も注目を集めているアーティスト、ヤン・ヴォーの日本の美術館では初となる個展「ヤン・ヴォー ーォヴ・ンヤ」(読み:ヤン・ヴォー)を開催いたします。 ヤン・ヴォーは1975年、ベトナム・バリアに生まれ、現在はベルリンとメキシコ・シティを拠点に世界各地で活躍しています。ヴォーは4才の時に、父親の手製のボートに乗って家族とともにベトナムから逃れます。海上

『チェコ・デザイン100年の旅』 京都国立近代美術館

昨日5か月ぶりに京都へ出かけて、2月に買ってあったチケットを使って『チェコ・デザイン100年の旅』展を観ました。 本来なら5月10日までの開催期間だったのですが、閉館していたので開催期間が延長されました。よかった! 京都国立近代美術館のHPから展覧会の概要を引用します。 芸術家アルフォンス・ミュシャ(ムハ)が生まれ、またフランス絵画から影響を受けたチェコ・キュビズムと呼ばれる独自の様式を生み出したチェコ。さらに、アニメやおもちゃに至るまで、20世紀のチェコは世界を魅了する