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思い出

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きもだめしの思い出

 もうすぐ夏休みが始まりますね。夏休みの思い出というと、花火やスイカ割りやプールやラジオ体操など色々ありますが、私が住んでいた地域では、夏休みの行事で「きもだめし(肝試し)」がありました。6年生がお化け役で、下級生が1人ずつ決められたルートを歩き、お化けに驚かされるという内容です。私はお化けが怖かったし、怖い話も大の苦手だったので、「きもだめし」は夏休みの行事の中で1番「中止になってほしい!」と願っていた行事でした。  夏休み中の行事は地区ごとに行われたので、家が近い1~6

好きな仕事と好きではない仕事の話

 「好きなことを仕事にするか否か」という議論は昔からありますが、私個人の考え方としては、以前は「好きなことを仕事にする以外の選択肢なんてない」と考えていて、好きなことしかやっていなかったのですが、ここ数年「好きではないこと」を仕事にしているので、日々何かと考えています。今日はそのことを書きたいと思います。  学生の頃、知り合いに「君は好きなことがある。でも、好きなことを仕事にしない方がいいよ。」と言われました。その人は絵を描いていて、全然関係のない分野の会社に勤めていました

私の好きなおもちの食べ方

 お正月もとっくに過ぎて2月だというのに、毎日おもちを食べています。こんな年は今までにありませんでした。どうしてそうなったかというと、お正月休みの間にお昼ごはんにおもちを食べていたら、ちょうどいい量だとわかって、休みが明けてお正月が終わってもずっと続けています。手軽に準備できてお腹も膨れてヘルシーな感じもして気に入っています。  そんなわけで突然ですが、私の好きなおもちの食べ方ランキングです! 1位 お雑煮 お雑煮大好きです!1年中食べれたらいいのに!と小さい頃から思って

雪の日の思い出

私が小さい頃我が家では、「子どもは風の子!外で遊んできなさい!」という母の方針により、風の日も雨の日も雪の日もほぼ毎日外に遊びに出ていました。近所の子どもだけで集まって遊んでいました。雪の日はうれしくて飛び出して行っていた気がします。しばらく雪で遊んでいるうちに、手がかじかんで真っ赤になって凍えそうになって急いで家に帰って温まり、また出かけるということを繰り返していました。 私は「かまくらを作ってみたい!」という野望を持っていました。 雪がいつもより積もったある日、妹と近

うちのおやつの分け方の話

 昨日妹からもらったチョコレートを、私が母と自分の分に分けたのですが、その時にチョコレートが各種類偶数個だったので、「分けられるようになってる!」と私が言い、妹が分けやすいように配慮してあることに気が付いたことを母に話しました。これは我が家の分け方のルールではないかと思い、noteに書いてみようと思いました。 うちのおやつの分け方 1、個装になっているお菓子の場合、すべて種類別に並べる。 例)☆☆☆ ○○ ▽▽▽ ★★★ ◇◇◇◇ ▲▲▲▲▲ 2、各種類ごとに妹と私に

クリスマスのこと🎄

 クリスマスは小さな頃から私にとって、心がウキウキする冬の一大イベントだった。街中がクリスマス一色に飾られて、お店の中にもクリスマスの小物類がいっぱい並ぶ。それを見てウキウキしていた。  小さい頃は、クリスマスツリーの飾り付けが楽しかった。光る電気をいつまでも見つめていた。毎年サンタさんにプレゼントをもらっていた。なぜかいつも近所にあるサンリオショップの包装紙に包まれていて、サンタさんがあのお店に買いに行ったんだろうか?と不思議に思っていた。クリスマスには家族でクリスマスな

私の好きなお菓子10選

 今日は、朝起きてなんとなく思い付いた「私の好きなお菓子」について書きます。Canva使ってみました。楽しいですね!小さい頃から好きな物と最近好きな物など色々ご紹介します。皆さんがご存じなのもいっぱいあると思います。 1、ヨックモック  クリスマス限定とか年賀限定とか色々あります!知らなかった。小さい頃はチョコがコーティングしたクッキー「ビエ オゥ ショコラオレ」が1番好きでした。今はロール状に巻いたクッキー「シガール」が大好きです。 2、六花亭  小さい頃六花亭の「

筆まめの話

 うちの姉妹は筆まめである。私も妹も学生だった頃、離れて住んでいたので手紙を送りあっていた。手紙を出すと2日後には返事が届き、返事を書いて翌日に出すと2日後にまた返事が届く、というサイクルで何年間か続いていた。手紙は段ボール箱いっぱいになった。私には妹の他にも手紙のやり取りをする友人がいたけど、妹ほど返事の早い人はいなかった。妹もそうだったようだ。「今日学校でこんなことがあってこんなことを思った。」とか「○○にケーキ食べに行きたい。」とかそういう他愛のない内容だったけど、離れ

JAZZYな夜に #旅する日本語

私が初めて沖縄を訪れたのは、3月の催花雨の降る頃のこと。 友達に遊びにおいでと誘われていて、仕事がなかなか休めず、やっと行くことができた。21歳の時のことだ。 着物や陶器や海を見にたくさん連れて行ってもらった。美味しい物も食べた。友人がよく行くJAZZバーにも連れて行ってもらった。 私はJAZZやブルースが好きだったので嬉しかった。JAZZの生演奏を聴く初めての体験。カッコいい大人の人が行くような場所だと思ってドキドキした。 扉を開けて中に入る。お酒を注文する。演奏が

黒潮と玉子焼

海の中を見てみたい。そんな思いがあってスキューバダイビングを始めた。 講習は、和歌山県の南端、串本で行われた。 私は泳げない。だから海に入ることは命がけだ。どうしても海の中が見たい、その一心だった。講習セットの中にあったDVDを繰り返し見て本番に臨む。 タンクを背負ってレギュレーターを口にくわえてマスクを押さえながら何とか水の中に入る。そこから水の中に潜っていく。呼吸を落ち着かせて目を見開いて海の中を眺める。魚がいっぱい泳いでいるのが見えた! 深い所まで潜った時に知っ

心の中にある言葉

あなたは誰かと大喧嘩してその後ものすごく仲良くなったことがありますか? 私はほとんどありません。人と喧嘩にならないように、気に障るようなことは言わないようにしています。それは正直じゃないのかもしれません。言って後悔するより言わずに後悔したい、ということでしょうか。 そんな私にも一つだけ「大喧嘩してその後ものすごく仲良くなった経験」らしきことがありました。喧嘩とは違ったかもしれませんが。 私が新入社員で、入社して1年経っていなかった頃のことです。私が働いていた会社は織物会

会いたいと思う人 #旅する日本語

 友達に遊びにおいで、と言われて初めて島根県に行く。行く先を告げられないまま連れて行かれた場所は温泉だった。  「驚かそうと思って」と言う彼女に、なぜ温泉?と不思議に思いながら、一緒に温泉に入る。何か照れくさくて彼女の方を見れない。  次に連れられて行ったのは「八重垣神社」だった。「鏡の池」に案内され紙を浮かべてその上に10円玉をのせる。自分が結婚する時期と、この場所からの距離を占うという。  同時に紙を浮かべた私たちだったが、彼女の紙はその場ですぐに沈んだ。私の方は3

満天の星に睦ぶ #旅する日本語

夏の夜が好きだ。 そのけだるいような空気をなぜか懐かしいと感じる。 沖縄の友人の家に遊びに行く前に、石垣島と竹富島に行ってみる計画を立てた。飛行機で石垣島に着き、船に乗って竹富島へ。 着いた時にはもう夕方で、目の前には見たことのない景色が広がり、とうとう沖縄の離島にやって来た、とワクワクする。民宿の受付で出してもらったシークワーサージュースを「美味しいです!」と言いながら飲んでいると、そばにいた男性に話しかけられた。 地元の人は港に星を見に行くと教えてもらって、今日行く

忘れられない夕日 #旅する日本語

 これまでの人生で見た夕日の中で、1番綺麗だったのは香川県で見た瀬戸内海に沈む夕日。  その夕日を見た場所は海に面した円形劇場のような場所で、私をそこに連れて行ってくれたのは、美しい着物を織る憧れの女性だった。  私は着物ではない作品で初めてグループ展に参加するため、香川県を訪れていた。以前から遊びにおいで、と言ってくれていたその人に連絡をしたら、おうちに泊めてくれるという。  グループ展を見に来てくれたその人に、「出す場所は選ばないとダメよ。」と言われた。色々な人に色