最近読んだ本の話 vol.33
「最近読んだ本の話」の第33弾です。8月ももうすぐ終わりですね!虫の声が聞こえてきて、稲穂も実ってもう秋が近づいています。今週も最近読んだ本を3冊ご紹介します。
1、G・ガルシア=マルケス『百年の孤独』
蜃気楼の村マコンド。その草創、隆盛、衰退、ついには廃墟と化すまでのめくるめく百年を通じて、村の開拓者一族ブエンディア家の、一人からまた一人へと受け継がれる運命にあった底なしの孤独は、絶望と野望、苦悶と悦楽、現実と幻想、死と生、すなわち人間であることの葛藤をことごとく呑み