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映画「カメラを止めるな」

これ?本当に素晴らしい作品なの? れれれれ??
「おもしろい」=「笑える」という意味では異論なしである。笑った。
しかし、「新しい!」「斬新!」「こんな映画、今まで見たことない!」という感想には異論あり。
平日の夜の単館映画館(シネ・リーブル梅田)が満席。(普段はガラガラなのに…。すまん、駅から遠いのよー)
一体誰が来ているんだろうと疑問に思うばかり。話題だからといって、わざわざ単館映画に足を運ぶ人たちの気持ちがよくわからん。よく映画を見に行く私でも駅から遠い単館映画館に行くのはめんどくさいもの。

確かによく練られている脚本だと思う。うまいのは間違いない。笑える。でも、「だから?」という感じであった。一緒に行った友人が「TVのお笑い番組でありそうな構成やな」と言っていて、なるほど確かにそうだなと思った。(こういう感想が共有できる友人がいることがありがたい)

さて、見ていて気になったことが2つ。1つ目は、「素人」の演技を長々と見せられるのはキツイ。素人演技を逆手にとった演出になっているのだが、キツイものはキツイ。「本物」の俳優さんってやっぱりすごいんだなと改めて気付かされた。学園祭や売れない(失敬!)劇団の演技を見せられているようで、いたたまれなくなるのです。ここからはかなり私の偏見なんですが、『この男とこの女は実生活でも付き合ってそうだな~』とか、『この男、DVっぽいな』、『この女、男癖悪そうだな』とかが頭をよぎり始めて、内容が頭に入ってこない。(ワタクシ、想像力豊かな上に性格が歪んでるもんでして…。ホントはもっと酷いこと思っているけど自粛します)


剛力彩芽ちゃんとZOZOの前澤氏の恋愛が取り沙汰された時、『実生活の恋愛が気になってドラマの内容が入ってこないから、恋愛アピールをするのはやめろ』みたいな意見があったが、芸能人の場合、私はまったく気にならない。気になるのは素人の方であると確信した。なんか生々しい。

これが一番気になったのだが、冒頭で映画監督が若い女優さんにパワハラまがいの演技指導をするシーン。あれで一気に見る気を失った。変なリアル感。(これにも意図があったがネタバレになるので書かない。より一層イヤな気持ちになったとだけ記しておく)

こちらもお金と時間を使って見に行っているので、わかってはいたけど、なんだかな~と思ってしまったわ。「わかってんなら見に行くな」という意見は聞き入れないぞ~~~!

低予算でここまでの作品が撮れたのは確かにすごい(のだろう)。でも、この監督が今後映画を撮ったとして誰が見に行くのかな?一過性のファン(?)はもちろん行かないだろうし、私も今のところ興味はない(テーマによっては見に行きたくなるかも…。今作のテーマも何だったのか、あまり伝わってこない)

以上。

#映画 #コラム #カメラを止めるな #035 #0828

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