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〜癖か強い!故に最高だ!〜映画「ヘイトフル・エイト」

癖が強い!強すぎて観る人を選ぶ映画。初デートでオススメできないNo.1。しかし、だからこそ面白い!!

まずオープニングがカッコよすぎる!映像はもちろん、音楽、画角すべてにおいてゾクゾクさせてくれる最高のイントロダクション。最初の5分ですでに面白い映画の匂いがプンプンする。

とはいえ、ストーリーはとにかく複雑。公式サイトのストーリーを抜粋しようかと思ったが長すぎて読む気にもなれない。

雪嵐のロッジに閉じ込められた全員ワケありの8人。
ロッジには7人の男と1人の女。賞金稼ぎが2人。そのうち1人が黒人。死刑執行人、保安官、元将軍、盗賊の女ボス、カウボーイ、商売人などバラエティに富んだメンバー。
そこで起こる密室殺人事件。誰が生き残るのか、息もつかせぬ展開が繰り広げられる。

とにかく、みんな嘘をついている。相手は手練れぞろい。簡単にバレるような嘘はつかない。しかし、嘘の中に真実がある。

クエンティン・タランティーノ監督の前作「ジャンゴ」でも題材になっていたが、今作もアメリカにおける黒人問題が根底に流れるテーマのひとつである。今作でも8人の中で唯一の黒人がサミュエル・L・ジャクソン演じる凄腕の賞金稼ぎ。

黒人問題。日本でしか暮らしたことのない私には到底わからない世界だ。
今回もアメリカの南北戦争の話がキーポイントとなっていたが、よくわかっていないので内容が理解しきれないのが悔しい。

こういう映画は観る方にも体力と知力がいる。この映画を観れることのできる忍耐力。映画リテラシーがないと楽しんで見続けるのは厳しい映画だと思う。リテラシーというのは大げさで、意味が分からなくても、分かるところから何を言いたいのか推測したり、分からないことを楽しむ力のことだ。

この映画、一筋縄でないかない。しかし、観た後と充足感はハンパない!

そして、なによりも海外のチラシデザインがめちゃカッコイイ!

美術監督は種田陽平さん!映画を観ていて日本人の名前がデカデカとクレジットされているとなんだか嬉しい。

音楽もよかったので、忘れないように添付しておこうっと。ニューシネマパラダイスの人だったとは⁉︎この方、荒野の用心棒の音楽もやってたんだ。ひぇー、凄い人!!

おっと、これを書いた後にアカデミー賞が発表されて音楽賞を受賞した!やっぱりねーと思いながら、この方もレオ様と同じく初受賞だとは⁉︎すごい経歴なのにな。

#映画 #映画評 #映画レビュー #コラム #ヘイトフルエイト

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