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見たぞ!Netflix【ヒューマンドラマ版(1)】

遅ればせながらNetflixに入会して半年――。なぜもっと早く入らなかったのか、あの頃の自分を殴ってやりたい。コロナウィルス対策で映画館にも行けない現状、Netflixさまだけが心の拠りどころです(大げさじゃないよ!)。

忘備録も兼ねて個人的なオススメを紹介しいきます。Netflix、ありがたいことに作品が多すぎて何を選んでいいのかわからなくなるので、一つの指針になればいいなと思ってます。

オススメ度は★5つで表していきます。こちらアラフォー未婚女子。もともとはサブカル街道を突っ走ってきて現在に至るので、一般的な王道の感想とはちょっと違うかもしれません。

では、参ります――(2020年5月27日現在)

1.梨泰院クラス

オススメ度:★★★★★(★5つ)

あ……あかん。おもろすぎる。。配信以来、TOP10内にとどまり続けているのも頷ける作品である。

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最初はテラスハウスみたいな、おしゃれタウンでの恋愛ものでしょ?と思って見てたら、第1話目の後半から様相が変わってきて、「恋愛ものじゃなくて、復讐ものかーーーい!」と大阪人らしく突っ込んでしまいました。

この写真、最高にカッコいい!!!!

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ストーリーは復讐ものとして王道中の王道。韓国は財閥だったり一部の大企業が実権を握っているので、這い上がるのが難しい社会の上、学歴や見た目重視の社会と(映画やドラマ情報……)聞いている。

古典的な王道復讐劇の中に、現代的な社会情勢やLGBT+Qの問題、友情・恋や家族とのつながりはもちろん、スタイリッシュでおしゃれな現代の韓国の風景やファッションが描かれていてもう夢中!!!

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なんかもう眩しい!目が潰れる!! BTSやBLACKPINKが世界中を席巻している理由がこのドラマからもよーーーくわかる。普段、韓国ドラマを見ない友人2名を梨泰院クラス沼に引きずり込みましたよ。ミッションコンプリート!!

あと、この人ら、引くくらいスタイル良くない? どーなってんの? 顔ちっさ!足も首も長っ!お肌つるつる。あぁ、生まれ変わりたい…生まれ変わりたいよ(涙)。それは無理だからせめて梨泰院に遊びに行きたい(それも今はダメだ……なんの地獄なの……)

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2.セックス・エデュケーション(シーズン1~3)

オススメ度:★★★★★(★5つ)

セックス・エデュケーションとは「性・教・育」。そのものズバリ性教育がテーマのドラマです!! 

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主人公のオーティスは冴えない男子高校生。もちろん童貞。でも、性の知識が誰よりも豊富なのは、彼の母親がセックスセラピストだから。ひょんなことから学校一のバッドガールのメイブとともに、級友たちのセックス相談にのるアルバイトを始める。

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セックスの悩みはもちろん、自分の体や心との向き合い方、性自認、家族や友人との関係性、LGBT+Q、勃起、妊娠、痴漢やレイプ問題などなど、10代の子たちが抱える悩みはもちろん、降りかかってくる問題などが鮮やかに描かれていて、いやはや参りました……といった感想しか出てこない。青春ドラマとしても完全に、完璧に面白い。

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「性と向き合うことは、自分と向き合うこと」なんだなぁとこのドラマを見て思い知らされた。我々の世代(アラフォー)でも、自分の性に向き合うことは、はしたなく、恥ずかしいことだと世間や常識から刷り込まれている気がする。

もちろん性教育なんてほぼ受けたことがないから、こんなドラマを見れる現代の子が羨ましいな。みんな悩んでいるし、いろんな考えをもっていると知れるだけでも心の支えになるんじゃないだろうか? 若い世代にはどんどん新しい扉を開いていってほしい。我ら世代は、その邪魔だけはしないように心がけます。はい…。


ちょっとだけネタバレ。……でもないけど誰かに語りたい……。

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ねぇねぇ、この二人、どうなるのかなぁ?ドキドキする。しかし、メイブが可哀想でならないよ。母親は薬物中毒で無職の上、手がかかる小さな妹がいる。兄は刑務所帰り。もちろん父親は不在。これだけで何重苦なの? メイブは本が好きで勉強もできるが、家族の問題がのしかかってきて逃れることができない。ほとんどの困難が彼女のせいではなく、環境のせいだから、見ている側も気持ちのもっていきようがないのである。

性教育だけではなく、こういった格差にも切り込んでいっているところが凄い。まったく隙なし!! 次のシリーズを心待ちにしています!!!

3.サバイバー60日間の大統領

オススメ度:★★★★★(★5つ)

コロナ対策の日本政府の遅さ・ケチ臭さ・誠実さの欠片もない対応を毎日見ていると吐き気がしてくる。そんな時にいつも思い出すのがこのドラマなんです。アメリカ版が原作みたいですね。キーファー・サザーランドなので、見てみます。

主人公は、環境学を専門としていた環境部長官のパク・ムジン。ある日、国会議事堂が爆破されるテロが起き、大統領をはじめ大臣など、ほとんどの国会議員の命が奪われた。そんな中、現政権の大臣の中でただ一人生き残ったのがパク・ムジンが大統領権限代行として職務をまっとうすることになる。

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日本でいうところの「ゴミ袋にお礼メッセージを書こう」でおなじみの小泉環境大臣が安倍総理の代行をする、といった感じですね。ご勘弁をー!!

さて、気を取り直して、このムジンさんは環境学が専門のため「データ主義」。問題にぶち当たった時も、ひとつずつ丁寧に課題を紐解いていく。データを取ることで、イメージや思い込みを払拭することができ、信用性も増す。この姿勢は、今のコロナ対策を考える上でも、政治を執り行う上でも最も大切なことだとわかる。

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大統領権限というものは、国のすべてを動かすことができる強大な権力。そのため、使い方ひとつで情勢はもちろん、多くの人の人生を大きく変えてしまう。そのことの意味を深く理解しているムジンさんは苦悩する。その苦悩が誠実さの証のように思える。

誠実さを貫くには勇気がいる。また、時に大きな痛みを伴うこともある。それでも自分の信念を貫き立ち向かっていくムジンさん。ムジンさんに日本の首相をお任せしたいです。本当に切実。しかし、こういったドラマができるということは、どの国でも政権に対してみんな同じように思っているんだろうな。

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さて、ムジンさんの話に終始してしまいましたが、政権同士の戦いや駆け引き、テロを起こした犯人やその動機は何なのか? 政治家や大統領の役割とは? 人の考え方や信念の違い、仕事に対する姿勢などなど、お仕事ドラマとしてもサスペンスとしても面白いのでぜひ!!

4.13の理由

オススメ度:★★★★☆(★4つ)

自殺したクラスメイトのハンナが生前に吹き込んだテープが詰まった箱が主人公のクレイの元に届けられる。テープにはハンナの自殺の真相が語られており、すでに聞かれた形跡がある。テープは手元に回ってきた時点で必ず聞かなければならない仕掛けがされていた。

この設定だけで勝ちよね。もう面白い!!!

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テープに想いを託して自ら命を絶ったハンナ。この物語では、現代の10代の子たち、特に女の子が直面するSNSいじめ(今、日本でも大問題になっていますね)やレイプ、ドラッグ、性差別などがテーマとなっています。

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ハンナを自殺に追いやったのは誰なのか??? 

「13の理由」というタイトルからもわかるように、ハンナを自殺に追い込んだかもしれない生徒が1テープに1人ずつ出てきます。この設定も最高に面白い! 彼ら・彼女らは「私・僕がハンナを自殺に追い込んだのかも…」と疑心暗鬼に陥っていくのです。

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その中でも主人公のクレイはハンナに思いを寄せていたので、ハンナを失った悲しみや後悔などが彼を蝕んでいきます。サスペンス・スリラーものとしても本当によくできているので、ぜひ見て欲しいです!

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余談ですが、亡くなったハンナのあまりの「かまってちゃん」ぶりにイライラしたのは私だけでしょうか? 「私のことをわかって!!」という思いが強すぎて、見ているこちらが息苦しくなる感じ。手を差し伸べても、振り払わる感じで「どないせいっちゅーねん」と思ってしまいました。

あと、セックスについても、男だったら「勲章」となって、女だったら「ヤリマン」となる。この風潮はいつになったら撲滅されるのだろうか? もうそろそろ勘弁してほしい。 


まずは4作品の紹介でした。Netflixにハズレなし!!このコロナ禍でいっぱい見たのですが、書くのが追いつかない…。順番に書いていきます!

#ネットフリックス #Netflix #コラム #感想



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