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月の強制力より強い子供を相手にしながらMOON PLANNERを使う

MOON PLANNERは月の満ち欠けを起点に動くスケジュール帳である。紙の手帳とデータ版が販売されている。基本的にはオンラインストアでの販売で、催事などで直接手に取る機会がある。

私は、2015年から使い続けているユーザーで、2019年までは紙の手帳を使っていた。2020年〜2021年10月5日まで、iPadのノートアプリで運用していたのだけど、今季からは原点に戻って紙の手帳で運用する。

デジタルプランナーにしていた理由と、運用方法はこちら↓


なぜ紙に戻そうと思ったのか

デジタルプランナーも使い勝手は悪くなかった。しかし、私自身の仕事の拠点が自宅になったので、良くも悪くもデジタルにつながりっぱなしになってしまうのだ。ライター業をしているので、iPadでも仕事ができてしまい、デジタルプランナーにするとオフの感覚がなくなってしまう。

あと、私のメイン手帳がB6で、手帳サイズを揃えると不思議と続きやすかった経験値からである。(前はジブン手帳miniとMOON PLANNER with(B6スリムサイズ)を使っていた。サイズの高さが違うが、幅が近い)おそらく、メインの手帳を開くついでに確認しやすく、持ち運びの収まりがいいからだ。

MOON PLANNERの使い方を改めて考える

MOON PLANNERの特徴は、新月と満月から始まるフォーマット。見開き約2週間になっており、新月と満月が最も大きい書き込み欄だ。続いて上弦の月と下弦の月が、やや大きめの書き込み欄になっている。

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基本的な考え方は、MOON PLANNERさんの説明を読んで見て欲しい。おまじないのようで結構現実的である。

私も基本にのっとり、新月に新しい計画を立て、上弦の月で中間確認をする。満月に目標を見直し、下弦の月で中間確認をする、という使い方をしていた。平日休日関係なく、月の満ち欠けで計画時間を定められる。ある種の強制力があり、心地よくも感じた。

子供という強制力

月の満ち欠けよりも強烈な強制力が産まれた。子供である。

私は現在3歳の子供がいる。個人差が大きいがこのくらいの子供を相手すると、夜にはぐったり、手帳を書く手が眠気で震えるザマである。一日中遊ぶ体力と危険に果敢に挑む姿に、私のライフはマイナス値を示す。(私の体力がないのもある。子供1人でぐったりなんだもの、3人ママとか神に思える)

子供がいると、保育園の時間があるので毎朝決まった時間に起きるし、夜更かしすると明日に響く。子供にはちょっと待っていてね、が難しい。彼も時間感覚の習得中の身分なので、目の前の疑問への質問が抑えられない。

なので、気を抜くと真っ白な手帳になりがちである。特にMOON PLANNERは、メインの手帳ではないのでなおさらだ。手帳を書かなくても命に別状はないが、どうせなら990円分は使いたいよね。ということで、ハードルをめちゃくちゃに低く設定している。

ハードルを30cmぐらいに下げる3つのこと

私は以下のことを心がけている。

①5分だけ開く
②予定だけ書く
③合計48時間ほどは新月タイム、満月タイム

①5分だけ開く

始める前はやる気がないが、少しでも作業するとやる気がわいてくるというのは、心理学的にも正しいそうだ。

そこで書く、より手前の「開く」をアクションとしている。開いたらミッションクリアです。書かなくてもいいんです。ただ、手帳を開くとやっぱり書き込みたくなる。それを狙っている。なんとか仕事前にねじ込めそうな5分間という数字もポイント。気分が乗れば10分ぐらいを目安に書けばいい。

②予定だけ書く

子供と仕事を相手にして脳が疲弊状態にあると、計画も目標も考えつかない。なので、メインのスケジュール帳を見ながら予定だけ書く。すると、手が動いているので脳も動く。空白部分を何か埋めようとする力が働く。これを私は「手帳マニアにおけるパーキンソンの法則」と呼んでいる。

埋めたくなるよね、余白。

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私の手帳は雑な上にスカスカ気味ですが。

③合計48時間ほどは新月タイム、満月タイム

これはMOON PLANNERさんが出している「満ち欠けスケジューリング術」に書いているのだが、

その時間を挟んで前後24時間、合計48時間ほどは新月タイム、満月タイムと考えても大丈夫。

満ち欠けスケジューリング術 P69/著者:MOON PLANNER

とあるので、あまり新月タイム、満月タイムはガチガチに決めなくていい。ちなみに私は24時間以上余裕で過ぎている時もあるが、そもそも目標設定の時間を設けるのが目的なので気にしない。

手帳が手段になっている方は読んでみることをおすすめする。スピリチュアルコーナーよりもビジネス書に並べたい本。月の満ち欠けとPDCAサイクルの文字が並ぶ不思議さ。

強制力のおかげで諦めもついた

手帳が空白になるストレスは、子供が産まれる前には多少なりともあった。今は上手くいかないことを前提としているので、実は手帳が続きやすくなっている。トラブル対策のマニュアル作りに近い感じ。

トラブルがあることを前提に準備している。とはいえ、デコっていた手帳もなつかしく思う。いつかはそんな時間も帰ってくるのだろう。

今は目標設定に重きを置いてMOON PLANNERを使いたい。

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