MOON PLANNER を GoodNotesで運用してみる
はじめに
この記事は既にMOON PLANNERを使用している人で、デジタルプランナーに興味がある人、時間と場所の制約で紙からデジタルに移行したい初心者向けの記事である。
おすすめできる人、できない人
おすすめできる人
・iPad、Applepencil を使うとテンションが上がる人
・紙の手帳を保管する場所と時間が無い人
おすすめできない人
・万年筆等アナログ文房具を使う方がテンションが上がる人
・紙の手帳の保管する場所と時間がある人
私が今季今回MOON PLANNERをGoodNotesで運用する理由
MOON PLANNER は月の満ち欠けによるスケジュール帳である。今回はMOON PLANNERそのものの活用方法は割愛させてもらう。
私は2015年からMOON PLANNER のユーザーである。そこから5年の年月が経ち、結婚、出産と人生の大きなライフイベントを共に過ごしてきた。が、育休が明け、職場復帰して1年、ほとんど MOON PLANNER に書き込みする事が無くなってしまったのである。
理由は育児中による物の増加と時間の減少である。
幼児期は荷物が多い。おむつに着替え、母子手帳に保険証、そしてイヤイヤ期で採れたてのビチビチマグロ化した幼児 10 kgオーバー。故に薄くて軽い MOON PLANNER ですら持ち歩くのがおっくうになってしまうのだ。
そして増え行く服と絵本とおもちゃ。片付けはほどほどにする事に決めたが、やはり物の管理に時間が取られる。幼児とじじばばのコントロールはできないので、自分の物を減らすことにした。
幼児期は時間のコントロールが効かない。まだこの世に生を受けて2年も経たない生き物は人間の言葉を取得途中で、時間の概念もない。こちらがいくら食事を急かしてもぐちゃぐちゃにして創造をおっぱじめるし、帰りが遅くなり、睡眠時間が遅れると不機嫌になるのは明らかでも、楽しい保育園からなかなか帰ろうとしない。服は1着着せる毎に逃亡する。当然月の満ち欠けなど関係ないのだ。
そしてこの小さな創造主に振り回され、ライザップの鬼コーチ宜しく、母は産前のジーンズをねじ込み、ワーママという名の戦うボディとして減量に成功し、ついでに体力と精神力も削られ、今日も MOON PLANNER を開かず力尽きていくのであった。
物の増加に対する対処法として、ワーママ1年目から iPad と Applepencil を導入し、紙の書籍を買うことを控え、電子書籍を購入し、保育園関係の書類は Evernote に保管した。この生活は私にとってはすこぶる快適だった。
書類はすぐに Evernote に保存し、電源が確保できない非常時に備え、紙ベースでは一定期間保管し、バックアップを2か所とれば安心だ。日付やキーワードでの検索は安易で、出先でも献立表をチェックできるので、タ食を被らないように用意できた。
これを紙の手帳でできたら年間アーカイブもとれるし、便利なのではないか。
私の職種は業務内容及び時間が繁盛期を除けば一定なので、時間のコントロールが効きやすい。ワーママのオアシス、昼休みを活用する。
新月と満月時間の考え方については、
その時間を挟んで前後24時間、合計48時間ほどは新月タイム、満月タイムと考えても大丈夫。
満ち欠けスケジューリング術 著者 MOON PLANNER 69ページ
※満ち欠けスケジューリングというよりも、人生のコンパスとして必読の書である。
とあるので、オアシス時間の活用で問題ない。
私は iPad と手にしてからというものの、その使いやすさと外装の美しさにすっかり Apple信者となり、子連れないときは持ち歩くようになった。道具としてもテンションが上がるのでピッタリだ。テンションが上がらないと何事も続かない。
素晴らしいことに MOON PLANNER は PDF データ版が販売している。当初は紙で印刷されるのを想定されていたであろうものが、今はデジタルプランナーとして活用されているのは時代の流れを感じる。その内Zoomを使ったオンライン手帳講座とかできたら面白いと思う。私の勝手な妄想ですが、このご時世ですし。
MOON PLANNERを GoodNotesで運用してみる方法
必要なもの
・iPad
・Applepencil
・GoodNotes(ノートアプリ)
・MOON PLANNER PDFデータ版
※書きやすさの観点から、iPad と Applepencil の組み合わせをおすすめしたい。
紙と重めのペンという感じで悪くない。安価なスタイラスペンだと筆記中の手も反応してしまうのでストレスだ。
※私は android タブレット端末も所有しているが、ノートアプリが充実していないと思う。
※iPad のノートアプリは優秀なものがたくさんある。お好みでどうぞ。PDFの読み込み、書き込みができるものとする。
手順
1. MOON PLANNER PDFデータ版を購入し、ダウンロードする。
2. GoodNotesを開いて新規ノート作成をする。
3.ノートタイトルの入力、お好みの表紙と用紙を選ぶ(後でも変えられる)
4.ページを追加する
①のマークでページ追加、②で標準ファイルアプリからの読み込み
選択を選ぶと挿入したいページが選べる。
※全て選択できるが、なぜか名前の順で読み込まないので、一枚ずつ登録する方が無難である。(2020.10.17現在)
6.完成
書き込みスカスカで申し訳ないが、こんな感じで書ける。
でも初めは紙の手帳を薦めたい
紙の方が、リアルタイムで予定を訂線で消したりできるので物事の流れが確認しやすいと思う。紙の手帳という、手に取れる夢へのコンパスがあなたを励ましてくれるだろう。後、買い物は作り手の応援という意味で必要なことである。
でもワーママにはデジタルプランナーはありかもしれない
・画像が挿入しやすいのでMy vision等のコラージュページが作りやすい
→コラージュ中に子供の呼び出しによる中断を余儀なくされても安心
(コラージュ素材の子による悪戯、親寝落ちの後の片付けの心配等)
・文房具の増殖が防げる
→少なくとも自分の片付けはしなくて済む
・iPhoneでも観覧可能なので、気が付いた時に確認できる
→手帳は持ち運ばなくても、スマホは持ち歩くので
・息子に落書きされない
→そういう思い出もありかもしれないけど、自分のパーソナルスペースも大事
GoodNotesのコラージュはamity_senseiという有名YouTuberさんの
が分かりやすくておすすめ。
乳幼児子育て中は、自分の時間と場所をデジタルに置くことにし、今季はMOON PLANNERをGoodNotesで運用することにした。いつか子が育てば一緒に紙のMOON PLANNERを書く日が来るのかもしれない。
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