おしろい花のたね。
それで、ですよー(´・ω・`) ←突然はじまるw
皆さま。おしろい花のタネってご存知ですか?そう、それです。あの悪魔の黒いタネ、、。
5年前。同僚の小学生のお子さんが空手を習っていると聞き、何気なく六角は言いました。
「空手かっこいいね。私もやろうかな。」
「あ、大人もいるよ。」
「へー。じゃやる!空手ダイエットする(・∀・)」
道場は小学校の体育館。いつも20人位の子供達が練習しています。
道場の入り口には色鮮やかなおしろい花が、たくさん咲いていました。
80代のお師匠さんは背筋がピンとして会話は目で。無口で眼光ハンパない北大路欣也みたい😱こわい〜
習ってる大人は40代のおっさん2人だけ。黒帯の大学生が子供たちの指導係です。
小学1年生のゆうだい君は私の1ヶ月先輩です。坊主ででぶっちょ、はなわの子供たちが小学生だった頃に似ています。私とやる気ゼロのゆうだい君が組み手のペアです。
「キョエェェーー!!!」と、みんな気合いの入った声をだして、型を決めます✨クルッと機敏に0.5秒で後ろを向く。
見よう見まねで3秒遅れて後ろを向く六角。隣を見るとゆうだい君は前を向いている。
「ゆ、ゆうだい君、後ろ向くみたいよ。」
「えー、やだー。もう疲れた〜。」と、座るでぶ。
「むらさきさん!遅れてる!ちゃんとやって!子供がマネするから!ゆうだい立って!」
と、ゆうだいのせいでセットで怒られまくる六角。
休憩時間。へとへとになって息を切らし、お水を飲んでいる私の所へ、ゆうだいが走ってやって来た。
「ねぇ。手ぇだして )^o^( 」
「なになに?何かくれると?😃」
手を差し出すと、手のひらに正露丸みたいな黒くて丸い玉を乗っけて走り去って行った。
あ!おしろい花のタネくれたの??可愛い❤️なんて思っていたら、子供たちが走ってきて叫んだ。
「それ、ゆうだいのヘソのゴマーー!!」
え、∑(゚Д゚)
「ウソでしょ!?こんな大きなヘソゴマ見た事ないもん!」
「ほんとーー!!🤣🤣🤣」
ひぃ〜((((;゚Д゚)))))))
もらった物を捨てられない律儀な私は、手のひらにゴマ乗せたまま、「取って!取って〜!」と、子供たちを追いかける。
キャーキャー笑い転げて、逃げ回るクソガキども。あんなでっかいヘソゴマ飼ってるなんて信じられない!!
走り回ったあと、ゆうだいは「もう返して )^o^( 」と、六角の手のひらからゴマを奪い、水筒入れのポッケの中に大事そうにしまっていた。
持って帰るんかーい!!!😱😱😱
あのあと、六角は空手すぐ辞めちゃったけど、ヘソゴマゆうだい君はまだ頑張ってるかな。久しぶりに会いた、くはない笑