『パトリック・メルローズ1:ネイバーマインド』(エドワードセント・オービン)読書感想

タイトル:『パトリック・メルローズ1
:ネイバーマインド』

著者:エドワードセント・オービン

出版社:早川書房

★感想

まだドラマ観ていないけれども、先ず原作から読んでから観ようと思った。ベネディクト・カンバーバッチが出演しているドラマである“パトリック・メルローズ”。麻薬依存やアルコール依存をテーマにした話なのである。原作の本書を読んでみると、ヤバかったです。
まずは、パトリック・メルローズ(ベネディクト・カンバーバッチ)の幼少期から始まる。
植え付けられたトラウマが大人になって、依存性になってしまう。
裕福な貴族に育てられたが、医者である父親のデヴィットが母親にDVするし、パトリックに児童虐待する毒親なのである。子供に対する性虐待はさすがに、この世にあってはならないほど恐ろしい。
父親が息子であるパトリックに少年児童虐待することが衝撃的だった。何故かというと、父親はパトリックにイースト校という寄宿学校に行かせるためにしつけをしているのである。子供に対する強姦っていうのかな。
裕福な上級階級の家庭(親戚も)は一体、どうしたいのかさっぱり分からないが、ある意味ヤバい家庭なのである。
豪邸に住んでいる金持ちのお坊ちゃまなのにある意味、裏があるほどヤバい。
メイドはフランス人なので、フランス語で話しているのが分かる。
ある意味、boredomな内容だ。
2巻へ続く。

★オススメだと思うところ

「パトリック・メルローズ」の海外ドラマを見たい方、ベネディクト・カンバーバッチのファンの方


★おわりに

これはドラマをレンタルして視聴する前に、地元の図書館にこの本があったので、借りて読みました。
この感想はあくまでもドラマ視聴する前に原作を読んで感想を書いたものです。
ドラマを視聴した感想は、いかにもシリアス的なサスペンス要素があり、意外とやばそうな感じだった。いや、どちらかというと、わけが分からなかったっていう感じ。
いくら、金持ちの家庭環境で生まれ育っていても、毒親育ちにとっては、過去のトラウマの影響で、アルコールや喫煙や薬物等を依存してしまう家のような話である。

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