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私はカメラで人を喜ばせることができなかった。

「可愛い写真が1枚しかなかった」
「もっとこういう写真が欲しかった」
「こんな写真は不要だった」
「娘の表情が悪い」
「一生の記念になるはずだったのに、残念。」
ある日のファミリーフォトのご依頼。
…こんな感想をいただき、私は初めて自分の写真でお客様を喜ばせることができなかった。
感謝の言葉もいただけず、サイト上での評価も低評価。

納品した写真はとても可愛い子ども達の表情がたくさんあったので、
いつも通り、お客様には喜んでいただけるはずだと信じて疑いませんでした。
私はこんなはずじゃなかったのに…とすごく落ち込みました。

「一生懸命頑張って、こんなに可愛い写真をたくさん納品したのにひどい!」
「他の方の撮影の時はもっと喜んでもらえたのに…。」
と色々相手を責めたくなるような複雑な感情になったのも事実ですが、
せっかくなので、ビジネスにおける今後の私の学びの肥やしにしたいな、と思います。

まず、私の反省点として、
1.もっとモニターで写真をしっかりと見せればよかった。
2.事前ヒアリングをしっかりすればよかった。
この2点に尽きるなと考えています。(どちらもやっていたけど不十分でした…。)

ファミリーフォトをご依頼なさるほとんどの方は、お子様の自然な表情を残すことを目的とされています。
ですが今回、それを念頭に撮影したのにも関わらず、全く喜んでいただけないという結果に。
事前に「どんな写真が良いですか?」と聞いてはいたのですが、それに対する答えもありませんでした。(「イメージがわかない…」ということでした。)
つまり私とお客様の間で「具体的にどんな写真が欲しいのか」という事前共有がなされていなかったのです。

特にイメージの共有がなくても大丈夫な場合もたくさんあります。
ですが、このお客様の場合は「言語化はしないけれど、理想のイメージ像はあった。」ということになりますよね。
だからこのお客様の脳内にあるイメージをちゃんと視覚化・言語化させる必要があるということになります。
そのための、モニター確認とヒアリングだと考えました。
今後はモニターをしつこいくらい見せて確認をし、事前に「イメージがわかない」と言われても、ぼんやりとした理想を出してもらえるように深掘りをめんどくさがらずに行うこと、それでも出てこない場合はイメージと異なる写真になる可能性もあることを事前にお客様にお伝えすることを実践していくことにします。

とっても素敵なご家族でした♡
こちらのお客様より、素敵なご感想も頂きました。

この経験をすることで、私は、顧客として自分がサービスを受ける側になった時に気をつけるべきことを、身を以て感しました。
それは「お金を支払ったからといって受け身にならない」ということ。

確かにお金を支払ったのだから、支払った分の恩恵を受けたい気持ちがあるのは誰だってそうです。
ですが、売る側も人間です。だから支払ったお金の分の価値を最大限に受け取るためには、支払う側の姿勢がとても大事であると感じました。

例えば、ダイエットのためにジムに通っていたとしても、ジムだけに頼らず、日々の生活を太らない食生活にするなどの工夫はする必要があるし、
高級飲食店で良いサービスを受けたければ、店員さんとの気持ちの良い会話も大事ですよね。
塾や学校だって、お金を払って通っても、自分が何もしなければ成果は出せないし、それを塾や学校のせいにはできないですよね?

だからこそ私はお客様に能動的に行動してもらうようにする必要があると感じたし、
自分がサービスを受ける時も、受け身のマインドになっていないかな?と考え直すきっかけになりました。

満面の笑みがとっても可愛らしい女の子。

また、日本では「お客様は神様」という言葉がありますが、全くもってそんなことはなく、ただの傲慢とすら思います。
海外に行くと思いますが、日本のサービスってやっぱりちょっとだけ過剰。だからそういう構図になってしまいがち。
だけど提供する側も「1人の人間である」ということを忘れずにいたいなと思います。

そして提供する側として、自分の価値を最大限提供できる相手にしか売らない、つまり「お客様を選んでいい、むしろ選ばないといけない」と頭ではわかっていたものの、今回の出来事で身をもって痛感しました。

今後の私の活動についてですが、カメラマンとしての活動自体は続けていきたいです。
だけど私自身、やっぱり「人それぞれの魅力開発」と「自己肯定感アップ」に繋がる写真を撮れるようになりたくて。今後はそちらに注力します。

このようなプロフィール写真撮影会を今年は2回開催できたので、
来年はその倍の4回やりたいなと…!
個別撮影も毎月お受けしたいな!
ジャンルもプロフィールとカップルに絞りたい。
(尚、知り合いのファミリーフォト撮影は積極的にやりたいので、言ってくださいね!)

そして、皆様に事前zoomミーティングを行い、必要に応じて撮影までのアドバイスや撮りたい写真の具体化、撮影する目的の明確化などを行っていきます。
なりたい姿・魅せたい姿を全力で表現できるように尽力を尽くします。

そして来年は、Kindleの出版プロデュースをお仕事にできるようにすることにも力を入れ、
写真においても文章においても、これから輝きたい方のサポートやプロデュースをしていきたいです。
なんてったって私、プロデュースするの大好きなんですよね!
ぜひ、私にあなたのプロデュースをさせてください♡

お問い合わせ、お待ちしています。
(質問だけでもOKです。)

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