夜更け過ぎマウスピースをはめ込んで夢やうつつの霞を喰らう(なんでもない日に短歌でタイトルをつける日記6/24~30)
好きな歌集から短歌を一首紹介しつつ、毎日の日記を書いています。
週のタイトルは自分で詠んだ短歌になります。
疲れてるから、短め。
6月24日
『アンメット』最終回を視聴。
内容はドラマとは重ならないけれど、なんとなく恋愛の記憶にまつわる短歌を選んだ。記憶の比喩としての「遠い駅」が美しい。いつも思い出してしまうエピソードがあって、「初心忘れるべからず」とか、あるいは未練とか、「初恋のあなた」に紐づく人それぞれの感情をやさしく内包してくれているような気がする短歌。
最終回のタイトルは『いつまでも忘れません』。
医療ドラマ史上、もっとも何も起こらず、淡々と繰り広げられる手術シーン。ただ、何かあるとそれすなわち死であるということを、ドラマを通して丁寧に説明してきたから、タイトルで成功が予期されているとはいえ緊張感があって、視聴者の眼差しも釘付けになる。
手術終わりの、目線だけで交わされる会話が美しかった。
25日
アイウエア拭きを買って、職場に置いておくことにした。
自転車で通勤すると、だいたいアイウエアは汚れているので、出勤してすぐまずはアイウエアをキレイにすることを新しい習慣にしようと思う。この習慣はけっこう気持ちいい。
大きな声でアイウエア。
26日
マウスピースが完成して、しばらく続いた歯医者通いがついにひと段落ついた。とくに自覚があるわけではないが、4月に睡眠中に歯軋りや食いしばりをしている形跡があると指摘され、マウスピースをつくることになった。
当初の予定では、6月初めに受け取れるはずだったが、何度も歯型をとってつくったマウスピースはなぜか合わなかった。で、改めて歯型をとって、今日受け取った。
マウスピースをすると、過剰に唾液が分泌されることになるので、慣れるまでしばらく時間がかかりそうだ。
3月から愛用しているアイマスクに加えて、マウスピース。あとは、耳栓でもしようかしら(笑)。
27日
アニメ版『響け!ユーフォニアム3』の第12話を視聴。
うぅ、どこまでも物語に正直な展開。
3期は特に久美子とともに麗奈にとっても成長譚になっているように思う。
日中、このところ長いこと読んでいた『腸と森の「土」を育てる−微生物が健康にする人と環境』をやっと読み終わった。仕事が変わったこともあって、軽い小説ばかり手に取っていたし、そもそも読書量がかなり減っていたこともあって、だらだらと時間がかかったから、下半期はもっと読書量を増やしたい。
28日
16 Personalities 診断で言うと、ぼくは論理学者か建築家となることが多い。ほかの結果が出たこともあったが、診断の結果への納得感という意味でも、論理学者か建築家だ。
さて、そういう性格だからか、それなりに理由をもって考えていることに対して、なんとなくゆるく反論されると、コテンパンに言い負かしたくなってしまう。で、だいたいこれは逆効果であることが多い。
しかし、疑問である。なぜその緩さで対等に議論できると思っているのだろうか、と。同じだけの質量の理由をもって反論してくれたら、ぼくとしても、納得してあっさり引き下がることもやぶさかではないが、だいたいその手の理由はない。
それどころか、なぜか言語化できないことの方が、より深い考えがあるかのような空気感を醸し出そうとしたりしていて、腹が立って、さらにコテンパンに理詰めにしたくなってしまう。
ちなみに、自分より賢いと思うと、だいたい議論のとき黙ってしまう。そもそも理解が追いついてなかったりする。情けない。
ここ最近は、来週に迫った職場の新人受け入れを前に、どう指導するかを議論していて、ついつい熱くなってしまうことが多かった。あまり、そういう一面を見せたくないのだが、どうしたらいいものか。もっと、脳内を花畑にしたい。
29日
ストレスが溜まっているからかなんなのか、やけ食いしてしまった。
ケーキ、お菓子、アイス。
「わたしを通って遠くへおゆき」くらいのテンションでやけ食いしたい。
オルタナ旧市街の『踊る幽霊』を購入。
買ってからすぐに、カフェで書籍のタイトルにもなっている最初の「踊る幽霊」を読む。エッセイもいいが、そのなかで紹介される動画が気になって開くと、おもしろすぎて笑いを堪えるのに大変だ。
なんとなくニコニコ動画初期のころを思い出すような空気感があって、よかった。なんかたいへんなことになってるらしい。
30日
東京都知事選まであと1週間。
まぁ、都民でもなんでもないのですが、強いていうなら、神宮外苑の木々を守ってくれる人が当選してほしいなぁ。
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